『LAZARUS』日本初演
2025-05-16 15:00:40

デヴィッド・ボウイの遺作ミュージカル『LAZARUS』日本初演と舞台裏

ミュージカル『LAZARUS』が日本初演へ向けて盛り上がる!



デヴィッド・ボウイという文字通りの音楽界の巨星が、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。その最後のアルバム『★(ブラックスター)』が発表された2016年1月、その2日後に彼はこの世を去りましたが、彼の芸術的遺産は新たな形で生き続けています。ボウイの遺作ともされるミュージカル『LAZARUS』が、2025年5月31日(土)から6月14日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で日本初演されることが決定しました。この作品は、ボウイとエンダ・ウォルシュによる共同脚本であり、1976年の映画『地球に落ちて来た男』にインスパイアされています。

見どころと演出



『LAZARUS』では、宇宙人トーマス・ニュートンのその後の物語が描かれています。彼は地球に取り残され、酒に溺れ死ぬことも故郷に戻ることもできないという苦悩の中で、謎の少女と出会いながら運命を模索します。この深いテーマ性が、ボウイの楽曲によって色づけされます。

演出は白井晃が担当し、主人公ニュートンを松岡充が、謎の少女を豊原江理佳が演じます。全17曲から成る音楽パートには、ボウイが愛される理由が詰まっています。「Lazarus」や「Heroes」といった名曲も含まれており、音楽パートは全て英語で歌われます。視覚と聴覚の融合による新しい感動が期待されます。

開幕に向けた楽曲鑑賞会



これに先立ち、5月14日に東京ミッドタウン八重洲内の「STUDIO」で開催された「デヴィッド・ボウイ『楽曲鑑賞会』スーパー・オーディオ・ライブ」では、ボウイの音楽に対する深い考察が展開されました。約50名が参加し、音楽評論家立川直樹氏の解説を通じて、ボウイの偉大さを体感しました。

立川氏は、ミュージカル『LAZARUS』が“音楽劇”であると語り、ネタバレしない形で音楽の魅力を引き出しました。この楽曲鑑賞会ではボウイの様々な名曲が流れ、彼の音楽の時代背景や影響力についても触れられました。特に『Lazarus』の制作背景などに触れたことで、観客の理解が深まりました。

ボウイの音楽の深層



イベントが進む中で、立川氏はボウイの楽曲の創造性やその影響力について、1972年に発表された『ジギー・スターダスト』を例に挙げて説明しました。宇宙から来たロックンローラーのコンセプトは、当時の日本にも多大な影響を与えたものです。さらに、ボウイが引退を発表した後も新アルバムの発表を行った点についても触れ、聴衆を驚かせました。

その後、ボウイの代表的な楽曲「Heroes」や「Space Oddity」なども流れ、彼の音楽が持つ普遍的な魅力を再認識させました。ボウイの音楽は、ジャンルを超え、世代を超えて人々の心に残り続けています。最後に行われた楽曲「ヒーローズ」は、このイベントの雰囲気を一層盛り上げ、参加者たちは彼の音楽の素晴らしさを再確認しました。

まとめ



公演まで約2週間。ミュージカル『LAZARUS』は、ボウイの描いた壮大な物語と音楽を体感できる貴重な機会です。ぜひ劇場でその魅力を感じてほしいと思います。チケットは好評発売中で、観客を魅了すること間違いなしです。デヴィッド・ボウイの音楽漫遊を通じて、多くの人々が彼の芸術に新たな感動を得ることを期待しましょう。

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公演概要


  • - 公演名: ミュージカル『LAZARUS』
  • - 音楽・脚本: デヴィッド・ボウイ
  • - 脚本: エンダ・ウォルシュ
  • - 演出: 白井 晃
  • - 日程: 2025年5月31日(土)~6月14日(土)
  • - 会場: KAAT神奈川芸術劇場
  • - チケット: SS席 18,000円、S席 13,500円、A席 10,000円
  • - 主催: イープラス/キョードー東京/KAAT神奈川芸術劇場
  • - お問い合わせ: キョードー東京 0570-550-799


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