株式会社レゾナックの新アプリが提案するエンゲージメント向上法
企業の生産性を高めるために、従業員のエンゲージメント(組織への帰属意識や仕事への熱意)を向上させることが重要視されています。近年、企業はそのための手段としてエンゲージメント調査を実施することが一般的になっていますが、調査結果をどのように活用するかが鍵となります。株式会社レゾナックは、業界の課題を解決するべく、画期的なアプリケーションを自社で開発しました。
エンゲージメント調査の現状と課題
企業が行うエンゲージメント調査は、組織の現状を把握する手助けになります。しかし、調査結果を分析し、そこから具体的な改善点を見つけ出すことは容易ではありませんでした。多くの場合、マネージャーは自身の経験や理解に基づいて結果を解釈しなければならず、これが実務を難しくしていました。さらに、調査に対する社内の知識や資料は分散しており、必要な情報をうまく整理し活用するのは多くの負担を伴います。
新アプリの特徴
そこでレゾナックが開発した本アプリは、部下を持つ管理職を中心に展開されています。具体的には、約1,000名のマネージャーが対象となります。ユーザーは、自部門のエンゲージメント調査結果をアップロードすることで、スコアや傾向を把握でき、さらに重点課題を抽出することが可能です。
特にユニークなのは、AIとの対話を通じて、現状認識や課題意識を整理できる点です。AIは単に答えを提示するのではなく、社内に蓄積された人事関連の知見を基に、マネージャーの意思決定を補助します。これにより、マネージャーは自部門の状況に応じて適切なアクションを検討できるようになります。
開発の背景と今後の展望
本アプリは、CHRO(最高人事責任者)組織とCDIO(最高デジタル責任者)組織の共同作業により開発されました。約1年間にわたる構想、そして約2ヶ月のシステム開発を経て、実際の運用が始まりました。こうした迅速な実装が可能になったのは、事前に整理された知見や資料があったからこそです。
今後レゾナックは、ユーザーからのフィードバックを基にアプリの利便性向上を図っていくとともに、さらなる参照資料の拡充やグローバル展開も目指しています。テクノロジーを駆使することで、人事施策の高度化に力を入れていく方針です。
まとめ
従業員エンゲージメントの改善は、企業の競争力を左右する重要な要素です。レゾナックの新アプリは、そのための効果的なツールとして注目されており、多くのマネージャーに実効性のあるサポートを提供することが期待されます。今後の利用者からの声を受けて、さらなる機能の充実が進むことにより、企業全体のパフォーマンス向上にも寄与することでしょう。