既存物件の配管データを革新する「配管くん」とBIMの連携
株式会社弘栄ドリームワークスは、配管内点検ロボット「配管くんシリーズ」の更なる進化を目指し、BIMシステムとの連携機能を開発中です。この機能により、建物の配管データを効率的に管理・活用できる環境が実現し、現場作業の効率化と品質向上に大きく貢献すると期待されています。
配管くんとBIM連携:既存物件管理の新たな時代へ
「配管くんシリーズ」は、配管内を自走し、映像や位置、サイズなどのデータを収集するロボットです。高性能カメラとジャイロセンサーを搭載し、配管内を撮影しながら走行経路をマッピングすることで、配管の位置や老朽化を可視化します。一方、BIMは3次元建物データを一元管理するデジタルソリューションで、設計から施工、維持管理まで幅広い工程で活用されています。
今回の開発では、配管くんが取得したデータとBIMシステムで作成された3次元CADデータを連携させることで、既存物件の配管データを効率的に管理・活用することが可能になります。具体的には、既存のCADデータと配管くんが取得した実際の配管データを重ね合わせることができ、設備の図面データを整備しやすくなると期待されています。
BIM連携による変化:課題解決と新たな価値創造
現在の配管くんのマッピングデータ: 現在は配管ルートと映像のみのデータとなっています。
BIMデータと連携したときのデータ: BIMのデータを取り込むことで、配管くんが取得した位置データと映像データを重ね合わせて表示することが可能になります。
この連携により、改修工事などの際に、配管の位置や状態を正確に把握できるようになり、より効率的な作業計画の策定やトラブル発生の抑制につながると期待されています。
現場で役立つロボット「配管くん」の進化
建設工事において、BIMシステムの活用はもはやスタンダードになりつつあります。既存のCADデータと配管くんのマッピングデータを連携させることで、最新の建設工事にも対応できるようになります。これらのデータを重ね合わせることで、設備の図面データが整備され、特に改修工事においては貴重な情報源となるでしょう。
弘栄ドリームワークスは、今後も更なる作業効率化を目指し、配管くんが作成した配管データをBIMシステムに落とし込む機能を強化していく予定です。お客様に高品質なサービスを提供し、配管メンテナンスの新たな基準を確立していきます。
「配管くんシリーズ」ラインナップ
- - パイプ探査ロボット「配管くん」I型
- - パイプ探査ロボット「配管くん」II型Aタイプ
- - パイプ探査ロボット「配管くん」II型Bタイプ
- - パイプ探査ロボット「配管くん」III型
株式会社弘栄ドリームワークスについて
弘栄ドリームワークスは、「何とかしたいを何とかします!」をモットーに、建設業プラットフォームの運営、配管探査ロボット「配管くん」の開発・販売、AI漏水検知システム「音とりくん」の開発・販売、省エネルギーに関するコンサルティング業務など、幅広い事業を展開しています。
会社概要:
- - 会社名: 株式会社弘栄ドリームワークス
- - 所在地: 〒990-2221 山形県山形市風間地蔵山下2068
- - 代表者: 代表取締役会長 船橋 吾一
- - 設立: 2019年11月27日
- - 資本金: 1億5,265万5,000円(2022年5月31日現在)
- - 事業内容: 建設業プラットフォーム「何とかしたいを何とかします!」の運営、パイプ探査ロボット「配管くん」の開発と販売、AI漏水検知システム「音とりくん」の開発と販売、省エネルギーに関するコンサルティング業務、リース、レンタル業他
- - URL: https://koeidreamworks.jp/
まとめ
配管くんとBIMシステムの連携は、既存物件のデータ管理を革新し、現場作業の効率化と品質向上を実現する画期的な技術です。弘栄ドリームワークスは、今後も更なる技術開発を進め、お客様に革新的なサービスを提供していく予定です。