劇作家・市原佐都子が挑むアートとサイエンスの融合展
札幌文化芸術交流センター SCARTSにて、劇作家として国際的に活動する市原佐都子による初の展覧会が開催されます。この展覧会では、彼女の最新インスタレーション作品『肉の上を粘菌は通った』が披露され、アートとサイエンスの交差点を探求します。
SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト
SCARTSと北海道大学のCoSTEPが共に推進するこのプロジェクトは、若い世代にアートとサイエンスへの探求心を育むことを目的としています。社会的に意義のある科学トピックを起点に、アーティストが自身の関心をもとにリサーチを行い、それを表現に結び付けることを目指しています。このプロジェクトを通じて、トークイベントやワークショップが開催され、参加者は新たな視点や価値を共に体感します。
プレコンセプションケアの考え方
市原が着想を得た「プレコンセプションケア」とは、将来的な妊娠や出産を視野に入れた健康づくりの考え方です。WHOが提唱するこの概念は、妊娠を計画する際に医学的、行動学的、社会的側面を考慮することの重要性を訴えています。最近注目されているこのトピックは、市原の作品にも深く影響を与えています。
市原佐都子のアプローチ
市原は「プレコンセプションケア」に着想を基に、人間の生殖に関するモノローグを執筆しました。リサーチの中で出会った「粘菌」や「AI」をテーマに、作品制作に挑戦しています。制作には、北海道大学の研究者からの助言を受けるほか、アーティストの岸裕真と協力して、インスタレーション作品を展開します。
高度な連携による新作インスタレーション
市原と岸は、竹森達也と成瀬陽太をメンバーとして、実践的なインスタレーション作品を制作しています。岸裕真氏はAIを「エイリアンの知性」と再定義し、人間とAIの共創的な関係を探求するアーティストです。彼の作品では、AIとの協業を通じて新たな感覚を生み出すことが目指されています。
関連する研究機関の協力
この展覧会は、北海道大学の電子科学研究所と連携し、粘菌研究に関連する情報や映像のサポートを受けています。この取り組みは、科学的な見地からアートに新たな価値を加える重要なステップと言えるでしょう。
関連イベントの開催
展覧会に合わせて、アーティストと研究者によるトークイベントや参加型のワークショップも行われます。特に、1月31日にはアーティストと研究者が揃って制作プロセスや協働の体験をシェアします。また、2月7日と8日には、札幌アートコミュニケーターによるガイド付きの鑑賞イベントも予定されています。
展覧会詳細
この展覧会は2026年1月31日(土)から2月11日(水・祝)まで開催され、入場は無料です。会場は札幌文化芸術交流センター SCARTS(SCARTSモールA・B・C、コート、スタジオ)で、どなたでも気軽に訪れることができます。社会とアート、科学が交差する新しい体験をお見逃しなく!
イベントページはこちら:
SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト
お問い合せは、札幌文化芸術交流センター SCARTSまで。電話番号は011-271-1955、営業時間は9:00~17:00です。