足立区が物価高に対応、全区民に1万円を現金給付
足立区が全区民に1万円支給
東京都足立区では、長引く食料品の物価高騰を受け、全区民を対象に「食料品等物価高支援給付金」として、1人あたり1万円の現金を支給することが決定されました。この施策は、令和8年1月1日現在の住民登録を持つ約70万3,700人が対象となり、例えば一家庭あたりであれば大きな助けになります。
支給の背景と目的
最近の物価上昇は、多くの家庭に経済的な影響を与えています。足立区は、この深刻な状況を真摯に受け止め、「今すぐに」「簡易な手続きで」区民に支援を提供するために、現金の給付を選択しました。従来検討されていたおこめ券のような商品券ではなく、現金による支給は、配送や換金にかかる手間やコストを軽減できるため、迅速な支援が可能です。
具体的には、過去に世帯主の口座に支給された「住民税非課税世帯及び住民税均等割のみ課税世帯への3万円給付金」を受け取った世帯には、令和8年2月下旬からこの新しい現金給付が行われる予定です。そして、さらに新たに口座確認が必要な約30万世帯には、全国の大手コンビニに設置されたATMを通じて、希望する時間に現金を受け取れるサービスを利用する予定です。
支援の詳細
1. 食料品等物価高支援給付金
支給金額: 10,000円
対象: 386,300世帯(令和8年1月1日登録者)
予算: 75億8,107万9千円
(区自主財源:約45億円)
2. 物価高対応子育て応援手当
支給金額: 子ども1人あたり20,000円
対象: 95,370人(児童手当を受給する儿童まで)
予算: 19億3,851万2千円(全額国から)
特に、子育て世帯に対しては「物価高対応子育て応援手当」として子ども1人あたりさらに2万円が支給されることから、教育費や食費の負担を和らげることが期待されています。
近藤やよい区長のコメント
近藤やよい区長は、区民の生活を支援するために現金支給を選んだ経緯を語り、所得制限を設けずに全区民に対して支援を行う重要性を強調しています。区の自主財源を投入しつつ、スピーディーな支援の実現に向けて取り組む姿勢が伺えます。
この取り組み以上に、今後の社会情勢や経済状態に対する支援がさらに求められる中、足立区のこの施策は、多くの区民に希望の光をもたらすものとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
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足立区
- 住所
- 東京都足立区中央本町1-17-1
- 電話番号
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