順天堂大学医学部附属練馬病院への新たなEV充電サービスの導入
順天堂大学医学部附属練馬病院が、このたび150kWの急速充電器を設置しました。これにより、電気自動車(EV)向けの充電サービス「Terra Charge(テラチャージ)」の契約が実現し、地域の医療環境と持続可能な社会へ貢献する新たな一歩を踏み出しました。
EV充電インフラの必要性と目的
近年、地球温暖化対策としてカーボンニュートラルへの取り組みが進められており、その一環としてEVの普及が急速に進んでいます。経済産業省は2030年までに全国で30万の充電器設置を目指すなど、社会全体でEV充電環境の整備が喫緊の課題となっています。
このような背景を受け、テラチャージはEV充電器の初期導入費用や維持管理費用を無償として提供するプランを推進。煩雑な手続きや管理業務を省略し、スムーズな導入が行えるため、地域の病院や企業が利便性を高める狙いがあります。
病院と地域への貢献
順天堂大学医学部附属練馬病院は、地域医療を担う大学附属病院として、健康で質の高い医療提供に努めています。病院は、多くの方が訪れ、一定の滞在時間が見込まれるため、IVユーザーが待機中に充電できる良い環境を整えることは、患者さんや地域住民への大きな利便性を提供します。
この新たな取り組みは、エネルギー効率の向上を図るために導入されたコージェネレーションシステムと連動し、廃熱を再利用することで持続可能な病院づくりに寄与しています。さらに、地域医療と環境への配慮を両立させた充電インフラは、地域との連携を強化し、地域住民の健康環境を保全する解決策とも言えます。
EV充電サービスの詳細
設置された急速充電器は、定格出力150kWで、充電料金は90円/分の設定です。テラチャージの専用アプリを通じて、充電スポットの検索や料金の決済が容易に行え、24時間365日のサポート体制も整っています。このアプリを利用することで、EVユーザーはいつでも安心して充電が可能になります。
企業の声
順天堂大学医学部附属練馬病院の代表は、この取り組みが地域の方々に貢献し、健康な環境の一助となることを期待しています。「当院は、地域に愛される病院を目指しており、環境への配慮はもちろん、地域医療の向上にも努めてまいります。」と述べています。
また、テラチャージの代表者も、「EVユーザーが身近な場所で安全に充電できる環境を整え、今後も地域医療と連携しながらさらにサービスを充実させていく所存です。」と語っています。
おわりに
EV充電インフラの拡充は、持続可能な社会を実現するために欠かせない要素です。順天堂大学医学部附属練馬病院での充電器の導入は、地域の医療と環境を両立させる新たな取り組みの幕開けと言えるでしょう。今後も、このような充電インフラが全国で増加し、EVユーザーにとってより便利な社会が実現されることを期待しています。