建築業界の2024年問題に挑むウッドリンクのDX推進戦略

2024年問題に挑むウッドリンクのDX推進戦略

建設業界は今、深刻な人手不足と共に大きな変革の波に直面しています。当社ウッドリンク株式会社は、この厳しい状況を打開すべく、デジタル技術を活用した生産性向上に取り組んでいます。この度取り入れたのが、クラフトバンク株式会社の提供する「クラフトバンクオフィス」。これにより、業務効率を上げ、課題を根本から解決することを目指しています。

背景

近年、北陸地域における建設業の許可業者数は減少し続けており、ピーク時の25%減という厳しい状況です（国土交通省調査結果）。また、2024年4月から導入される時間外労働の上限規制によって、さらなる人手不足が加速していると懸念されています。労働環境の厳しさから、建設工賃が上昇し、工事の遅延が避けられない状況に直面しています。これらの要因から、デジタル化を進めることで業務の効率化を図ることが求められています。

ウッドリンクの取り組み

1947年に設立されたウッドリンクは、富山県射水市を拠点に木造住宅に関連する製材事業を展開してきました。また、2018年にはビルダーズサポート株式会社を設立し、地域の建設業者が抱える人手不足を解消すべく、様々なサポートを行ってきました。

このたび、クラフトバンクオフィスを導入することにより、施工業務の働き方改革を実現します。このシステムによって、現場作業者はコア業務に集中できる環境が整い、ノンコア業務のデジタル化が推進されます。これにより、協力会社との連携も強化され、今後の富山県内における建設職人の生産性向上や賃金の改善を目指します。

クラフトバンクオフィスとは

クラフトバンクオフィスは、見積もりや請求書作成、日報、案件管理、勤怠、在庫管理、そして写真管理など、バラバラだった業務ツールを一元化したシステムです。これにより、業務作業が削減され、売上や原価、粗利益の自動集計が実現。施工人材の生産性が可視化され、経営状況の改善にも寄与します。

クラフトバンク株式会社の概要

クラフトバンクは2021年に設立されたスタートアップで、日本の建設業界の変革を目指しています。全国3万社以上が登録する工事マッチングサイトや、32都道府県で開催される職人酒場を運営しており、業務のデジタル化支援にも力を入れています。このような取り組みは、今後の建設業界の持続可能な発展に還元されることでしょう。