資生堂の新技術
2025-01-31 13:23:17

資生堂が開発した新技術で美白効果を向上!肌への浸透性が劇的に改善

資生堂が提案する新たな美白技術



資生堂は、美白効果を高めるための独自開発技術「4MSK/フリュイド浸透促進技術」を発表しました。この技術は、固体である美白成分4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)を液体化し、肌への浸透を大幅に向上させるものです。この最新技術は、常温でも液体の状態を保つことで、皮膚深部までの浸透を助け、美白効果を強化します。

技術の背景と開発の経緯



資生堂は、1990年代以来、美白有効成分の研究に力を入れ、多くの製品を市場に送り出してきました。しかし、最近の美容医療市場の拡大を受け、消費者のニーズが多様化する中で、より効果的で安全な美白製品の開発が急務となっていました。これを受けて、美白有効成分の浸透力向上が新たな課題として浮上しました。

この課題に対し、資生堂は化学分野のトレンドである「イオン液体」に着目しました。これは、従来の固体が高温で液体になる原理を逆転させ、低温で液体となる新しい物質のことです。この技術により、4MSKを他の成分と組み合わせて液体化し、皮膚に塗布後も液体状態を持続させることが可能になりました。

開発した「4MSK/フリュイド浸透促進技術」



多くの試行錯誤の結果、資生堂は保湿成分「トリメチルグリシン」との最適な配合比率を見出しました。これにより、4MSKの浸透力が約2倍に向上し、皮膚への浸透を実現しました。この技術名は「4MSK/フリュイド浸透促進技術」として定義されています。

また3次元培養皮ふモデルでの実験では、この技術がメラニン生成抑制効果を向上させることも確認されました。この新技術によって、美白効果の実現に向けた新たな道が切り開かれることが期待されています。

プロトタイプ基剤での効果



「4MSK/フリュイド浸透促進技術」を搭載したプロトタイプ基剤は、従来のものと比較してシミの数が12週で1.8倍減少、肌の明るさも1.9倍改善されました。この結果は、資生堂の美白化粧品が持つ可能性を示すものです。

資生堂は、今後もこの先進技術を応用し、安全かつ高機能なスキンケア製品の開発を目指します。

研究員の挑戦と今後の展望



有効成分の中にはその効果が期待されるにも関わらず、皮膚への浸透が難しいものもありますが、資生堂は新たなアプローチを通じて、成分の効果を最大限に引き出す技術を確立しました。これにより、今後の化粧品開発においても新たな可能性が広がることが予想されます。資生堂は今後も、安全性と効果を兼ね備えた技術開発に注力し、消費者の期待を超える製品を提供していく姿勢を貫いていきます。


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会社情報

会社名
株式会社資生堂
住所
東京都中央区銀座7-5-5
電話番号
03-3572-5111

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