新たなホラーコンテンツを生み出す「よろずず」が、2023年12月26日より本格始動します。
この集団が掲げる「アブジェクトホラー」は、日常の中に潜む不気味さや違和感をテーマにした新しいホラーの形です。従来のホラーが描く直接的な恐怖とは一線を画し、背筋がゾッとするような感覚を提供するものになっています。
よろずずの最初の作品として、佐野史郎さんと大沢健さんという二人のベテラン俳優が主演する縦型ショートドラマが2026年初頭に公開予定です。これまで長いキャリアを持つ二人がどのような恐怖感を表現するのか、期待が高まります。
アブジェクトホラーとは?
「アブジェクトホラー」という言葉は、精神分析の用語「アブジェクション」に由来し、実際には存在する恐怖を描くのではなく、心の奥底に潜む不快感や疑念を映し出すことを目指しています。これにより、視聴者は自身の過去の経験や記憶と結びつけることで、より深い恐怖感を得ることができるでしょう。
演出にはインディペンデント映画での豊富な経験を持つ川延幸紀監督が起用され、脚本はTBSの人気作品に関わった畑中翔太氏が担当します。さらには、主題歌にも定評がある南壽あさ子の楽曲が採用され、映画の雰囲気を一層引き立てます。
プロジェクトの背景
「よろずず」は、近年高まっている「違和感を受け入れる世界」という概念を元に、その第一弾コンテンツとしてこの縦型ショートドラマを制作したといいます。通常のテレビなどで見ることができない新しい映像表現と、ホラーの領域に新たな風を吹き込むことを目指しています。
さらに、公式サイトやSNSアカウントも同時に立ち上げ、コミュニティの形成や視聴者とのダイレクトな交流も視野に入れています。公式ストアでは関連グッズの販売も予定されており、今後どのように展開していくのか目が離せません。
見どころ
初公開となるコンセプトムービーも、YouTubeや各種SNSで閲覧可能です。このドラマは、撮影スタイルとして縦型フォーマットを取り入れており、視聴者はより臨場感のある体験を得ることができるでしょう。監督の意図する「日常の違和感」が、視覚的にもどのように表現されるのか、非常に興味深いポイントが満載です。
最後に、主演の佐野史郎さんはこの作品に対し、インターネット全盛の時代における人間の心の変化と、それを映し出す作品としての意義を考えています。大沢健さんもその可能性に期待を寄せており、この新感覚ホラーがどのように受け入れられるのか注目です。
おわりに
新しいホラーの形「アブジェクトホラー」は、これから私たちの恐怖感にどんな影響を与えるのでしょうか。是非、最新情報にご注目ください。