TECROWDがアーカンソー州のデータセンター開発に成功
不動産クラウドファンディングプラットフォーム「TECROWD」を運営するTECRA株式会社が、69号ファンド「Arkansas Data Center」の募集を無事終了しました。このファンドは、アメリカのアーカンソー州においてデータセンターを建設するプロジェクトを対象としています。2024年9月18日からスタートした一般募集は、多くの投資家の応募により、予定していた募集総額に達しました。
Arkansas Data Centerファンドの概要
「Arkansas Data Center」ファンドは、80,937㎡の地にデータセンターを建設する計画です。このプロジェクトでは、土地取得、建築確認の取得、造成工事に必要な資金を募ります。造成工事が完了後には土地を売却し、その利益から得られたキャピタルゲインを元に投資家に配当を行う仕組みです。データセンターは、急速に成長する生成AI市場における大量データの需要に応える重要な設備となるでしょう。
アーカンソー州の魅力
アメリカにおけるデータセンターの需要は年々高まっていますが、特にアーカンソー州はその候補地の一つです。安価で安定した電力供給と発達した交通インフラ、さらには大手企業のデータセンター運営実績が魅力的な要素としてあげられます。これらの条件が整っているため、アーカンソー州は今後ますますDC需要が見込まれると考えられています。このファンドにおいても高い成功が予想されています。
短期運用型ファンドの特長
本ファンドは、土地造成工事が完了するまでの短期運用を目指します。募集資金は、対象土地の購入から建築確認の取得、土地造成のために必要な費用に充てられます。土地造成後に売却を行い、配当や元本返還を実施します。また、全ての取引は円建てで行われるため、為替変動に対するリスクを軽減しています。
優先劣後構造の採用
投資家にとって安心して投資できる環境を整えるため、優先出資と劣後出資の構造が採用されています。劣後出資者が損失をまず負担するため、元本割れが発生するリスクは低減されます。劣後出資額を超える損失が発生しない限り、投資家の資金は保護されています。
今後の運用スケジュール
運用期間は2024年10月1日から2025年10月31日までで、償還および配当日は2025年11月28日を予定しています。このスケジュールに則り、安定した利益の配分を目指して運用が進められます。
TECROWDについて
TECROWDは、最低10万円から始められるオンライン型の不動産投資サービスの一例です。不動産特定共同事業法に基づいており、透明性の高い投資を実現することを目指しています。複数の投資家から集めた資金を活用し、不動産を取得し、その運用から生まれる収益を分配する仕組みを構築しています。
TECRA株式会社の概要
TECRA株式会社は、神奈川県横浜市を拠点として、不動産売買や賃貸、仲介、管理を手掛けています。加えて、不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングサービスも提供しており、より多くの個人に不動産投資の機会を提供しています。
今後もTECROWDからの新たなファンド募集に注目が集まることでしょう。