タカノ、新型診療・処置台を発表
タカノ株式会社が、医療従事者向けに新たな多機能診療・処置台「コンバーES スクエアスリムタイプ(TB-303)」を発表し、2025年4月10日から販売開始する。この製品は、診療、処置、搬送、リカバリーを一台で効率よく行えるよう設計されており、医療現場におけるさまざまなニーズに応える。特に、従来のスクエアタイプに比べ、全幅を約10cmスリム化したことで、限られたスペースでも運用が可能となった。
使いやすさと作業効率を追求したデザイン
「コンバーES スクエアスリムタイプ」は、医療従事者の作業負担を軽減するために設計されている。患者を一台で移乗できるため、移動回数を削減し、効率的な診療を実現。さらに、内視鏡検査時にも患者を乗せたまま移動ができるため、スムーズな運用が可能だ。
ユーザーフレンドリーな機能
180°回転機能を搭載しており、患者の頭部と足元の向きを簡単に切り替えられる。この特長により、上下部内視鏡検査にも対応でき、体位変更がスピーディーに行える利点がある。
スリムデザインと高い搬送性
製品は、550mmのテーブルトップ幅を持ちながらも、φ125mmのトータルロック機構付きキャスターを装備。これにより、高い安全性と移動性を兼ね備え、医療現場での柔軟な対応が可能となっている。ユーザーは簡単に扱える設計が施されているため、ストレスを感じることなく使用できるだろう。
清拭対応素材と高い耐久性
また、清潔さを重視した設計も施されている。消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウム水溶液で清拭できるビニールレザー表皮を採用しているため、長期間にわたり使用することが可能である。耐久性に優れた素材と設計により、医療現場の過酷な条件下でも取り扱いやすい。
多様なオプションでカスタマイズ可能
「コンバーES」シリーズは、多様なニーズに応えるために丸みのあるオーバルタイプ、角ばったスクエアタイプ、そして今回の新型スリムタイプの3つを提供。また、バッテリ対応やフェンス形状、さらには8色展開のカラーバリエーションがあるため、運用エリアやスタイルに応じた柔軟な選択が可能だ。
タカノの企業理念
タカノは、「製造業から『創造業』へ」という理念のもとに、常に新しい分野に挑戦してきた企業である。ばねの製造から始まり、オフィス家具、さらには医療・福祉関連製品へと進展した結果、確固たる地位を築いている。今後も社会のニーズに応え、持続的な成長を目指すことで、豊かな社会の実現に貢献していく。
まとめ
新たな「コンバーES スクエアスリムタイプ」は、医療現場での効率性と快適性を追求した設計が魅力の製品だ。医療従事者の負担を軽減しつつ、患者にとっても安心・快適な環境を提供する。その販売開始が待ち遠しい。詳しい情報は、タカノの公式サイトでチェックしよう。