フォレストアドベンチャー・栗東が、関西エリアで初めて「こども冒険バンク」の会員を対象に、森の冒険体験を無料で提供する新たな取り組みを発表しました。このプロジェクトは、株式会社フォレストアドベンチャーと認定NPO法人フローレンスが共同で実施しており、特に経済的な理由で体験の機会が限られている子どもたちのためのものです。
近年では、子どもたちが文化体験やスポーツ、旅行などの「学校外での活動」に参加する機会が大きく異なる「体験格差」が問題視されています。2024年に実施された調査では、親の6割が実際にこの体験格差を感じていることがわかりました。この背後には、経済的な要因や一人親家庭の親が多忙であるといったさまざまな状況が存在しています。
そこで、フローレンスが提唱する「こども冒険バンク」というプラットフォームが誕生しました。このシステムでは、企業の支援を受けて無償提供される体験コンテンツを、子どもたちが自由に選択し申し込むことができる仕組みです。
フォレストアドベンチャーは、その理念として「Adventure for everyone(すべての人に冒険を)」を掲げています。2023年10月には、同社が運営するフォレストアドベンチャー・よこはまにおいて、20組の親子を無料で招待したところ、参加者からは「久しぶりに家族で楽しく過ごすことができた」との声が寄せられました。今回、そんな好評を受けて、フォレストアドベンチャー・栗東でも同様の企画を実施することになりました。募集開始日程は2月26日で(始まってすぐに定員に達しました)、関西エリアにおいても高いニーズのあることが確認されました。
参加者からのコメントでは、例えば「ジップラインに参加できて嬉しい」とか、「こんな体験ができたのは自慢できる」などの感想があり、心温まるエピソードが多数報告されています。
フォレストアドベンチャー・栗東は、自然の立ち木を利用した樹上アクティビティを通じて、すべての参加者が本気で遊び、学び、深い感動を味わうことができる環境を提供しています。ダイナミックな「アドベンチャーコース」や子ども向けの「キャノピーコース」が完備されており、ファミリーやグループでの利用が可能です。
私たちは、子どもたちの心と身体の成長を促すために、自然体験を提供することに努めています。この体験を通じて、少しでも体験格差の解消に寄与できるよう、フローレンスと連携しながら今後もこの活動を続けていく所存です。
さらに、フォレストアドベンチャーは日本国内に約40か所以上のパークを展開し、全国各地でアクティビティを提供しています。また、フローレンスは、子どもたちにより良い未来をもたらすための様々な支援活動を行っており、子どもたちの育成に努めています。
詳しい情報や活動内容については、公式サイトなどを確認することができます。子どもたちにとっての新しい冒険に期待し、今後も多くの人たちがこの取り組みに興味を持っていただければと思います。