ポイントカード所有率調査:家電量販店がトップ!消費者の本音とは?
2007年7月、インターネット調査会社のマクロミルが全国の20~59歳男女516名を対象に実施した『ポイントサービスに関する調査』で興味深い結果が出ました。
ポイントカード所有率:家電量販店が圧倒的1位
調査によると、ポイントカードの所有率は「家電量販店」が73%と、他の業種を大きく引き離してトップに。次いで「ドラッグストア」59%、「スーパーマーケット」54%と続きます。
男女別に見ると、男性は「家電量販店」(75%)、女性は「ドラッグストア」(78%)がそれぞれ最も高い所有率を示しました。女性は男性に比べて、小売店関連のポイントカードを多く所有する傾向が見られました。
お得感:家電量販店が最も高い評価
所有するポイントカードのお得感について尋ねたところ、「家電量販店」が85%と最も高く評価されました。「スーパーマーケット」84%、「ガソリンスタンド」「ドラッグストア」79%と続きます。これらの業種では、ポイント還元によるお得感が消費者に強く認識されていることがわかります。
ポイントカードへの不満:増加と携帯性の問題
しかし、調査ではポイントカードへの不満も浮き彫りになりました。「これ以上増やしたくない」「全て持ち歩くのは面倒」と回答した人が6割を超えています。ポイントカードの増加に伴い、消費者の負担が増えているという現実が示唆されました。
若年層男性のポイント意識
携帯電話やクレジットカードのポイントサービスについても調査が行われました。その結果、特にクレジットカードでは、男性の20代でポイントを意識している人が84%に達することが判明。若年層の男性ほど、ポイントサービスを重視する傾向があることがわかりました。
まとめ:ポイントカードの現状と課題
今回の調査から、ポイントカードは多くの消費者に利用されている一方で、所有枚数の増加や携帯性の問題など、課題も多く存在することが明らかになりました。企業は、消費者の負担を軽減しながら、魅力的なポイントサービスを提供していくことが重要です。今後、ポイントサービスのあり方がどう変化していくのか、注目が集まります。
調査概要
調査主体: 株式会社マクロミル
調査対象: 全国20~59歳男女
調査方法: インターネットリサーチ
調査期間: 2007年7月13日~14日
有効回答数: 516名
株式会社マクロミルについて
株式会社マクロミルは、インターネットを活用した市場調査を専門とする企業です。独自の調査モニターネットワーク「QuickMill」をはじめ、モバイルリサーチ「MobileMill」、グローバルリサーチ「GlobalMill」など、多様なサービスを提供しています。
本社: 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー11F
設立: 2000年1月31日
資本金: 9億1,243万円(2006年12月末現在)
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上場取引所: 東証一部(証券コード:3730)