楽天銀行の新体制
2014-02-25 14:00:03
楽天銀行がシステムリリースを大幅短縮!新体制でスピードと品質を両立
楽天銀行のシステムリリース体制刷新
楽天銀行は、近年の急速なデジタル化に対応するため、システムリリースの期間を従来の3カ月単位から2週間単位に短縮する新しい体制を発表しました。この刷新は、株式会社オープントーンとの協力によって実現し、ミッションクリティカルなネットバンキングシステムの開発と運用を加速させるものです。
新たな体制の構築
楽天銀行はこれまで、主に3カ月ごとのリリース体制で運用してきました。しかし、インターネットサービスの特性上、スピード感が求められる環境においては、このサイクルではビジネスニーズに応えることが難しくなってきました。そこで、開発、運用、サービスの各部門をシームレスに結合させ、迅速かつ効率的な開発体制を目指しました。
このような新体制の実現にはオープントーンの「ITプロジェクト支援サービス」が大きく寄与しました。同社は、単に開発リソースを提供するだけでなく、エンジニアリング体制やプロセス面からも全面的に支援。これにより、ネットバンキングとバンキングシステムを支える基幹システムのショートリリース体制を構築することに成功しました。
品質管理とリソースの最適化
リリース期間を大幅に短縮するという目標に対し、楽天銀行システム開発本部は単純にリソースを追加するのではなく、プロジェクト管理コストの増加やプロセスの複雑化を避ける必要があると判断しました。オープントーンは、リソースの追加を最小限に留めつつ、開発のスピードを加速する方法を共に模索しました。
特に、若手エンジニアの育成を重視し、長期的な視点での体制構築を支援しました。また、チームマネジメントやユーザー部門との調整、開発およびテストのプロセス改善に加え、リソース調整やサービス改善の提案も行いました。
効果的なプロジェクト管理
オープントーンが提供する「Red Mine Client(RMC)」も新体制に導入され、プロジェクト管理がより効率的になりました。RMCを活用することで、チケット単位での作業時間を計測することが可能になり、多数のプロジェクトを効果的に管理することが実現しました。
見える化による効率化
このように、プロジェクトの「見える化」が進む中で、要件の発生から開発、テスト、リリース、運用までの全体的な効率化が図られました。これは、ネットバンキングという非常に重要なサービスにおいて、品質を損なうことなくスピードを重視するという厳しいミッションの達成を可能にしました。
未来への展望
楽天銀行は、2週間単位の新たなシステムリリース体制を確立したことで、開発プロセスにおいて驚異的なスピード感を持つことができるようになりました。また、楽天グループの金融サービスの中核企業としてさらなるシナジーを生み出すため、今後もサービスの革新に努めていくことでしょう。グループ全体へのシナジー効果を加速させ、未来の金融サービスの在り方に貢献していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社オープントーン
- 住所
- 東京都千代田区神田須田町2-5-2 須田町佐志田ビル6F
- 電話番号
-
03-4530-6223