株式会社LooopがWorkato導入で業務プロセスの自動化を実現

株式会社Looopは、Workatoを導入し、社内の業務プロセスの自動化と効率化を目指すことを発表しました。# Workatoは、プログラミング知識が必要なく、豊富なアプリとの連携が特徴のエンタープライズオーケストレーションプラットフォームです。これにより、Looopが抱える業務の煩雑化を解消する一助となることが期待されています。

Looopのミッションと直面する課題

Looopは2011年に設立され、持続的な豊かさを実現するために『エネルギーフリー社会』を目指しています。電力小売事業である「Looopでんき」を始めとし、再生可能エネルギーの普及に寄与する多様なサービスを展開していますが、事業が拡大する中で業務が複雑化し、手作業への依存が増加しています。

特に、異なるSaaSの増加に伴うアカウント管理の煩雑さや、システム間のデータ連携不足が原因で、人的作業が増える一方でした。こうした課題に対処し、生産性の向上を図るためには業務の自動化が必要不可欠だったのです。

Workatoを選んだ理由

Looopは問題解決のために、エンタープライズ自動化プラットフォームとしてWorkatoを選択しました。Workatoの直感的なワークフロー自動化機能や、1,000種類以上のアプリとの連携能力は、今のLooopにとって大きな魅力でした。

さらに、GartnerのMagic Quadrantで5年連続iPaaS部門のリーダーに選ばれるなど、その信頼性も高く評価されています。22万以上のレシピ（テンプレート）が用意されているため、導入スピードを大幅に向上させることも期待されました。

導入前には、Workatoの提供ベンダーである富士ソフトとの共同評価を経て、実際に業務効率が向上することが確認されました。それに基づいて、全社的な導入が決定したのです。特に、ノーコード・ローコードの柔軟性、APIプラットフォームとしての拡張性、DataPipeline機能が今後のLooopのロードマップに合致している点が大きな要因となりました。

アカウント管理業務の効率化

導入の最初のステップとして、Looopはアカウント管理業務の自動化に着手しました。以前は、アカウントの追加や削除を担当者に個別に依頼する必要があり、そのプロセスは非常に手間がかかるものでした。

加えて、Google Sheetsを使った手動の更新作業が求められることで、記載漏れや業務負担の増大、担当者不在時の対応遅延といったリスクが常に存在していました。しかし、このプロセスをWorkatoによって自動化することで、業務にかかる工数を従来の五分の一に削減し、担当者や依頼者の体験は劇的に改善されました。さらに、プロセスの透明性が増すことでコンプライアンスの強化も実現しています。

今後の展望

今後の展望をLooopのシステム統括部の田口陽一氏は次のように述べています。「再生可能エネルギーの分野は変化が激しいため、Looopは市場連動型の電気料金プランなど、社会課題の解決に迅速に対応してきました。Workatoには、システム同士を繋ぐハブとしての役割を期待しています。」

こうした取り組みは、業務を見つめ直す良い機会ともなり、社員一人ひとりがDXの当事者として主体的に関わることによって、Looop全体の最適化を進められると確信しています。これにより、より良いサービスの提供を目指して努力し続けることでしょう。