回答精度チェック設問が消費者調査の質を高める! ネオマーケティングが新たな取り組みを発表
株式会社ネオマーケティングは、慶應義塾大学SFC研究所戦略的データ分析ラボと連携し、消費者調査の品質向上を目的とした新たなプロジェクトを開始しました。
本プロジェクトでは、インターネットリサーチにおける回答精度チェック設問の効果を検証しました。その結果、回答精度チェック設問によって検出された回答者は全体の16%に達し、そのうち30%が架空の企業を知っていると回答したことが明らかになりました。これは、不正回答者が全体の約5%を占めることを示しています。
回答精度チェック設問とは?
回答精度チェック設問とは、アンケート中に設けられる、回答者の注意力を確認するための設問のことです。例えば、架空の企業名や、常識的にありえない選択肢を提示することで、回答者が設問をきちんと読んでいるか、理解した上で回答しているかをチェックします。
回答精度チェック設問の効果
今回の検証では、回答精度チェック設問によって、不正回答者を効果的に検出できることが確認されました。具体的には、回答精度チェック設問で検出された回答者の約3人に1人が、架空の企業を知っていると回答したり、誰もが知っているであろう有名企業をひとつも知らないと回答したりしていました。
ネオマーケティングの今後の取り組み
ネオマーケティングは、今回の検証結果を踏まえ、今後、回答精度チェック設問で検出されたサンプルを有効回答から除外することを標準化していく方針です。これにより、より高品質な調査データを提供し、顧客企業の最適な意思決定を支援していくことを目指しています。
消費者調査の品質向上への貢献
ネオマーケティングは、今回のプロジェクトを通じて、消費者調査の品質向上に貢献していくことを目指しています。回答精度チェック設問の導入は、より正確な市場や消費者理解、消費者インサイトの探索、コンセプト評価や施策の効果測定を可能にするだけでなく、顧客企業のマーケティング戦略の成功に大きく貢献すると考えられます。