フューチャー株式会社が「D&I AWARD 2025」を受賞
フューチャー株式会社(東京都品川区、代表取締役会長兼社長グループCEO金丸恭文)は、株式会社JobRainbowが主催する「D&I AWARD 2025」で、名誉ある「D&I AWARD賞」を獲得しました。この受賞は、ダイバーシティとインクルージョンに積極的に取り組んでいる企業を表彰する、日本で最大となるアワードです。受賞対象となる企業は、ジェンダー、LGBTQ+、障害、多文化共生、育児・介護といった5つの要素を基にした100項目におよぶ独自の指標で評価されます。フューチャーは、特に高いダイバーシティスコアを達成した企業の中から選ばれました。
フューチャーのDE&I推進プロセス
フューチャーは、主要事業会社であるフューチャーアーキテクト株式会社と共に、ITコンサルティングを中心に様々な業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援しています。特に、ダイバーシティ推進に関しては、取締役がリーダーシップを発揮する「DE&I推進委員会」を設立し、経営陣が積極的に関与しています。また、社員の自主的な活動を支援するために、部門を超えた「DEIタスクフォース」も設けられています。このタスクフォースは、「ミモザWEEK」をはじめとする多様性に関するイベントを自発的に企画・実施しています。
フューチャーでは「自分たちの環境は自分たちでつくる」という理念のもと、トップダウンとボトムアップを駆使して全社的にDE&I活動を進めています。この取り組みによって、社員は自らのキャリア形成においても、多様性を活かした働き方を選ぶことができます。
フレキシブルな働き方と昇進機会
フューチャーでは「グラデーションキャリアパス」という概念を導入し、社員が自身の挑戦を通じてキャリアを築いていくことを重視しています。約95%の従業員が成果に基づく「裁量労働制」で働き、リモートワークや柔軟な勤務時間の選択が可能です。これにより、性別に関わらず平等に昇進機会が与えられており、男性22.9%、女性23.7%の年間昇格率を誇っています。
育児休業に関しても、女性は平均して122%の取得率を示し、384日を取得しています。男性も66%と106日を取得し、特に管理職の男性が率先して育休を取得する姿勢が見られます。
女性リーダーの育成と障がい者雇用の推進
企業文化としてもフラットな環境を維持しながら、ジェンダーギャップを解消するための女性リーダー育成に注力しています。異業種との連携を深め、女性リーダー同士のネットワーキングを進め、ロールモデルを見つける活動も行っています。さらに、理系分野におけるジェンダーギャップの解消を目指し、女子中高生を対象としたセミナーも頻繁に実施しています。
また、障がい者雇用に向けた取り組みも強化中です。業務の習熟度を可視化する「マイスター制度」を導入し、障がいを持つ社員が他のメンバーに指導することで、モチベーションの向上や生産性の向上を図っています。
未来への展望
フューチャーは、今後も多様な人材が個性を活かし、あらゆる分野で活躍できる環境を整ち、顧客と社会に新たな価値を創造していく考えです。受賞を契機に、一層のダイバーシティとインクルージョンの推進に努め、多様性が職場や社会にもたらす豊かさを広めていくことでしょう。