積水ハウスの出資
2024-07-31 20:57:44

積水ハウスが新たなスタートアップに出資しオープンイノベーションを加速

積水ハウス株式会社および積水ハウスイノベーション&コミュニケーション株式会社は、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンドの「積水ハウス投資事業有限責任組合」が第1弾の案件として、3つのスタートアップ企業に出資しました。これにより、同社は住まいと暮らしに関連する社会課題の解決を目指し、オープンイノベーションをさらに加速させる考えです。

投資先企業の概要



株式会社Atomis

Atomisは、気体の制御によって環境やエネルギーの課題にアプローチする企業です。彼らの主な使命は、「持続可能な社会の実現に貢献する」ことで、そのために高品質かつ低コストで作られる多孔性配位高分子(PCP/MOF)技術を使用しています。この技術は、特定の気体を効率的に吸着したり放出したりする能力を持つため、二酸化炭素のリサイクルやエネルギーのシェアリングの実現が期待されています。積水ハウスはこの技術を通じ、CO2排出の削減に向けた取り組みを進めています。

株式会社log build

log buildは、建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためのサービスを提供するスタートアップです。施工現場の品質や安全、進捗管理をリモートで実現するソリューションを展開し、さらにVR技術を使った現場の可視化も重視しています。2024年2月からは、日本全国の施工現場にVR現場管理ツール「Log Walk」を導入し、業務の効率化を目指します。積水ハウスはこの投資によって、現場管理業務の生産性向上に寄与することを期待しています。

株式会社RePlayce

RePlayceは、子どもたちの自己実現を促進し、未来の人材育成に力を入れる企業です。特に、中高校生向けのキャリア探究サービスを提供し、自律的な考えや行動をするための支援を行います。この企業は、NTTドコモの新規事業創出プログラムから独立しました。積水ハウスの投資によって、このプログラムはより充実し、建築業界への魅力訴求にも寄与することが見込まれています。

積水ハウスのCVCファンドについて


「積水ハウス投資事業有限責任組合」は、2024年4月から本格運用が開始されるCVCファンドです。このファンドの目的は、技術の確立や社会実装のための支援を通じてソーシャルインパクトを創出することです。これにより、積水ハウスグループの成長を加速させ、業界内でのシナジーを生み出す企業への投資を促進します。

まとめ


積水ハウスは、ESG経営のリーダーとして、今後も「わが家」を世界一幸せな場所にするというビジョンのもと、社会課題を解決し、未来の改変を目指した事業を拡大させていきます。新しいスタートアップへの出資はその第一歩であり、今後の展開に期待が寄せられています。


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会社情報

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積水ハウス
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