自動運転トラックで輸送
2026-07-30 11:55:18

アース製薬の洗口液「MONDAMIN」を自動運転トラックで中継輸送する実証実験

自動運転トラックによる新たな輸送形態の実証実験



アース製薬株式会社、鈴与株式会社、株式会社T2の3社が共同で、洗口液「MONDAMIN」を自動運転トラックで中継輸送する実証実験を行いました。この取り組みは、2026年7月21日から23日の間に、茨城県から兵庫県までの約680kmの距離を往復するものです。

このプロジェクトの核となるのが、T2が開発を進めるレベル2の自動運転トラックです。『レベル2』とは、ドライバーが一定の条件下で運転を支援するシステムです。しかし、両社は将来的に『レベル4』自動運転トラックによる幹線輸送サービスを目指しており、これにより関東と関西間の配送が効率的に行えるようになると期待されています。

自動運転トラックの運用フロー



実証実験では、アース製薬の洗口液「MONDAMIN」を、鈴与が運転する通常のトラックでアース製薬関東倉庫からT2の自社車庫まで輸送。その後、T2の自動運転トラックが「トランスゲート綾瀬」と「トランスゲート神戸西」と呼ばれる切替拠点に立ち寄りつつ、アース製薬の赤穂工場まで「MONDAMIN」を運びます。この一連の流れにおいて、T2の自動運転トラックがどれほどの効率をもたらすのかを検証しました。

往復輸送のルートは、初めに鈴与のトラックがアース製薬関東倉庫からT2の自社車庫までの120kmを走行し、その後T2の自動運転トラックが約560kmをカバーしました。このうち、大部分は高速道路を利用した自動運転区間で行われています。

ドライバー不足の解消に向けて



近年、トラックドライバー不足が深刻な社会問題となっています。この背景を受けて、アース製薬は運送の効率を高めるため、多様な取り組みを進めています。具体的には、車両の大型化や、異業種との共同配送、受注管理システムの活用による待機時間の短縮などです。自動運転技術は、この流れに新たな可能性をもたらすことが期待されています。

鈴与は、既に他の顧客向けの日本酒の輸送でもT2の自動運転トラックを運用する計画を立てています。この実証実験は、「MONDAMIN」という異なる特性の貨物での自動運転トラックの活用を探る試みでもあります。これにより、自動運転トラックの開発がさらに進み、商用運行への展開が見込まれるのです。

今後の展望



T2では2030年までにレベル4自動運転トラックによる効率的な幹線輸送サービスを実現することを目指しています。これが実現すれば、輸送能力は少なくとも2倍に向上し、ドライバーの負担も大幅に軽減されます。

今回の実証実験を踏まえて、3社は引き続き自動運転トラックと通常のトラックを組み合わせた新しい輸送形態の模索を続けます。成功した場合、商用運行としての展開も視野に入れています。

新しい技術がもたらす変革は、今後の物流業においてさらなる効率化と持続可能性を提供してくれることでしょう。アース製薬の洗口液「MONDAMIN」の輸送を通じて、自動運転トラックの普及が進むことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
鈴与株式会社
住所
静岡県静岡市清水区入船町11-1
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。