マーサ21に導入された人流分析AI「ミセシル」
岐阜県の複合型ショッピングセンター「マーサ21」が、株式会社GROWTH VERSEが提供する人流分析AI「ミセシル」を採用しました。本システムは、顧客の動向を可視化し、周辺の商業施設との比較を通じてデータ駆動の戦略を実現することを目的としています。
マーサ21の背景
マーサ21は、もともと川島紡績の旧正木工場をリノベーションして作られた施設であり、40年以上の歴史を持っています。この施設は、イオン岐阜店を核テナントとし、ショッピングだけでなく、レジャー、文化、スポーツなど様々な要素が融合した形態となっています。その立地は岐阜市の人口密集エリアにあり、地域の人々にとって重要な交流の場となってきました。
開業以来、地域への貢献を大切にしているマーサ21では、年間500回以上のイベントを開催し、地域性や公共性を重視した取り組みを行っています。2022年にはリニューアルし、周囲の環境に変化が生まれ、ますますその役割が広がっています。
「ミセシル」の活用方法
「ミセシル」は、マーサ21が調査データに基づいて分析を行うためのツールとして以下の点に活用されます。
1.
自施設の現状把握
マーサ21は、来館者数やリピート率、商圏評価といったデータを近隣の商業施設と比較することで、自らの状況を客観的に理解します。
2.
外的要因の影響分析
近隣店舗の閉店や新規出店による顧客の動きの変化を数値で示し、特に近隣百貨店の閉店による影響を詳細に調査・分析することで、マーサ21への流入数を属性別に検証します。
3.
販促施策の評価とテナント支援
実施した広告やイベントがターゲット地域や客層にどの程度響いたかを分析し、その結果を各テナントにフィードバックします。これにより、各店舗の売上向上を促進し、施設全体の活性化を図ります。
ミセシルの技術
ミセシルは、スマートフォンから得られるビッグデータを利用して、競合店や商圏内の人流を解析します。このAI技術は、業界最大級のデータを活用しており、3,000万人の位置情報、4.8億のウェブ閲覧履歴、1.8億枚の購買データを基にした分析を行います。これにより、単なる売上データだけでなく、より広範な視点から顧客動向を捉え、効果的な戦略を打ち出すことが可能となります。
会社概要
株式会社GROWTH VERSEは、「BUILDING AI to maximize Business Growth」をミッションに掲げており、データとAIを活用して企業の成長を支援するAIエージェントを開発しています。具体的には、「AIMSTAR」や「Zero」、「電話放送局」など多くのサービスを展開しています。東京都港区にオフィスを構え、活動を通じて業界の革新をもたらしています。
このように、マーサ21とミセシルの提携は、地域貢献と商業施設の活性化に向けた新たな一歩となることでしょう。未来に向けて、データに基づく戦略的な取り組みを通じて、さらなる進化が期待されます。