RABBITとPYRAMID AIが手がける新たなクリエイティブサービス
最近、RABBITとPYRAMID AIのコラボレーションにより、スタートアップ向けの新しいAIクリエイティブ支援サービス「Duo Drive」が発表されました。このサービスは、生成AIを活用し、企業の構想を迅速かつ高品質で具現化することを目的としています。世田谷区に拠点を持つRABBITは、社会課題に特化したブランド構築の専門家であり、港区のPYRAMID AIは撮影からCG、ポストプロダクションまでを自社で一貫して手がける生成AIスタジオです。
新たに始まったこのパートナーシップでは、経営層とのワークショップを通じて、アイデアをスピーディーにビジュアル化する取り組みが行われます。これにより、スタートアップは初期段階から説得力のあるビジュアルを効率的に生み出すことが可能となります。
サービス提供の背景
生成AIの急速な普及により、アイデアのビジュアル化は飛躍的に高速化が進んでいます。しかし、ブランドの核心を捉えたストーリー設計や、高品質な広告・映像制作に関する工程は依然として多くの時間とコストがかかるという課題が残っています。この「Duo Drive」は生成AIによるスピードと、プロフェッショナルな技術による高いクオリティの両立を実現することを目指しています。
サービス概要
この新しいサービスは、経営層との数回のセッションを通じて具体的なアウトプットを見据えています。生成AIの力を活用し、静止画や動画、UIモックなどを迅速にビジュアル化することで、業務のスピードを向上させます。
特徴
1.
ワークショップ型での経営層との連携
経営陣とのセッションを重ねることで構想が整理され、生成AIを活用したビジュアル化が加速されます。
2.
生成AIとトップクラスの技術の融合
アイデア生成から映像監督やVFXデザイナーの手を経て、プロフェッショナルな品質で完成した映像を短期間で提供します。
3.
スケールアウト支援
ワンソースで映像、グラフィック、Web資料などを量産できる体制を構築しており、必要に応じたローカライズや新たな展開も対応可能です。
このサービスの第一号プロジェクトは、大阪・関西万博2025に関連しており、bactericoの体験ブースとそのビジョンムービーの制作が行われました。RABBITは「パーソナライズされた腸内細菌の見える化」というテーマのもとに、親しみやすいキャラクターとストーリーを設計しました。PYRAMID AIは生成AIを活用してキャラクターを高速で多様化し、来場者の腸内環境を可視化する3Dアニメーションを短期間で完成させました。
bactericoの代表取締役、菅沼名津季氏は「通常であれば半年以上かかる制作プロセスが、約半分の期間で完了したことに驚いています。経営メンバーが参加し、アイデアが次々と形になる体験は、これまでにないスピード感と納得感がありました」とコメントしています。
今後の展開
「Duo Drive」は2025年下期に正式パッケージ化され、医療や教育、環境などの社会課題に取り組むスタートアップの支援を年間10社を目標に展開するとしています。このサービスを通じて、スタートアップのビジュアル化からビジネス拡大まで、AIとクリエイティブの融合が期待されています。
会社概要
PYRAMID AI
映像制作47年の歴史を持つ株式会社ピラミッドフィルムが立ち上げた生成AIスタジオ。撮影からCG・編集まで内製し、最新の映像表現を追求しています。
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RABBIT
社会課題に向き合うさまざまなプロジェクトを手がけるクリエイティブブティックです。
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本サービスやプロジェクトに関するお問い合わせは、株式会社ピラミッドフィルムの担当者(河野、林)までご連絡ください。メール:
[email protected]、電話:03-5476-4743。