最新のプラットフォーム採用で顧客満足度向上を目指す徳島大正銀行の改革

徳島大正銀行が事業性融資領域でnCinoのクラウド型銀行業務統合プラットフォームを採用することを発表しました。これは日本で初めての試みであり、同銀行は今後、さらなる対面営業力の強化と職員のエンゲージメント向上を目指しています。

背景

少子高齢化や地方における人口減少といった難しい環境に直面する中、徳島大正銀行は新たな経営計画を策定しました。この計画では、経営理念「奉仕、創造、錬成」のもと、「X-formation For All～みらいへの挑戦」をテーマに掲げています。この理念に従って、同銀行は顧客に対するサービス向上や職員の働き方改革に取り組んでおり、特に対面営業体制の強化を重視しています。しかし、複数の営業系システムと融資系システムが存在するため、事務作業が煩雑化しており、業務の効率化が急務となっていました。

採用理由

nCinoは、事業性融資業務に必要な機能を一つのプラットフォームで提供できるため、業務効率化や顧客への価値提供を同時に実現できる点が評価されています。さらに、内製化により開発のスピードを上げ、コストを削減することができるため、同銀行にとって非常に重要な選択とされました。また、nCinoはグローバルベースのベストプラクティスを実装し続けられる点も注目されています。このような戦略により、トップラインの向上と職員の働きやすさ・やりがいの向上を同時に実現することが期待されています。

期待する効果

このプラットフォームの導入によって、職員は煩雑な事務作業にかかる時間を削減することができます。その結果、対面営業の量と質の向上が期待され、お客様との関係をより深めることができるでしょう。また、重点戦略事業に人財を集中させることで、突き進む成長戦略が実現されます。

徳島大正銀行について

2020年に設立された徳島大正銀行は、徳島県の中心に位置し、四国や関西、さらに東京都を営業基盤としています。この銀行は、トモニホールディングスグループとして、顧客に対する幅広い金融サービスを提供し、地域とともに成長を目指しています。また、同銀行のデジタル戦略では、「顧客提供価値の改革」と「業務プロセスの改革」を二つの柱として掲げ、顧客サービスの向上に努めています。

nCinoについて

nCinoは、世界中の金融機関にサービスを提供するクラウドバンキングのリーダーです。融資、口座開設、新規顧客獲得など、幅広い業務をサポートするプラットフォームを提供し、デジタル化の波に乗った経営の改革を目指しています。これからの金融業界において、nCinoの役割は今後も重要性を増していくことでしょう。

この取り組みを通じて、徳島大正銀行がどのように顧客との関係を深めていくのか、今後の動向に注目です。