京都で体感するイギリスのクラフトマンシップ
ゾーイ・ウィルソンの展覧会
9月10日から9月25日まで、ジョン スメドレー京都店で開催される「ゾーイ・ウィルソン展」は、イギリスから届いた新たなアートの息吹を感じる絶好の機会です。この展覧会では、イギリス人の石彫アーティスト、ゾーイ・ウィルソンが手掛けた作品が披露され、その背後にあるストーリーや技術を探ることができます。
地質学的なスケールでの創作
ゾーイの作品は、地質学的な視点を取り入れたもので、岩石への深い敬意が込められています。彼女は幼少期から伝統的な工芸技術に親しみ、その技術を受け継ぐことに情熱を抱いてきました。特に、イングランドのシュルーズベリーという歴史的な土地で育った彼女は、石彫という特異な道を選びました。この展覧会では、そんな彼女の思いが形となった作品をじっくりと楽しむことができます。
ジョン スメドレーとクラフトプライズ
本展は、イギリスの老舗ブランド「ジョン スメドレー」が主催しており、ゾーイは同ブランドの「ジョン スメドレー クラフト プライズ」の受賞者でもあります。このプライズは、伝統的な技術を再興するためにアーティストを支援し、後世にその技術を伝えていくことを目的としています。ゾーイは、このプライズを受けることで、さらに幅広いアートの道を探求し、今回の展覧会の実現に至ったのです。
異国の地での経験
また、彼女のアートにおける影響力は、東南アジアでの2年間の生活にも起因しています。この間、彼女は熱帯雨林やイスラム美術の影響を受け、幾何学的な形状の美への理解を深めました。特に、アラベスク模様の精緻なデザインは、彼女の作品に独特の魅力を与えています。これらの経験は、彼女が日本の地で発表するにあたり、多様な文化が交錯する濃厚な背景を築くことになったのです。
展覧会の詳細
展覧会は11:00から20:00まで開催され、入場は無料です。地域のアートシーンに新たな風を吹き込むこのイベントにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。ゾーイ・ウィルソンの作品がどのように京都の伝統と交わり、さらなる発展を遂げているのかを直接体験することができる貴重なチャンスです。美術と工芸の間に横たわる深い洞察を感じることで、あなた自身の感性も豊かになることでしょう。
アーティストのプロフィール
ゾーイ・ウィルソンは、イングランドのシュルーズベリーで生まれ、現在はハンプシャーで活躍しています。彼女は絵画を学んだ後、石工と石彫の道を進みました。伝統的な技術を学びながら、自然や文化からインスパイアを受けた作品を創出しています。彼女の公式サイトでは、様々な作品が紹介されていますので、興味のある方はぜひ訪問してみてください。
ゾーイ・ウィルソンの公式サイト
問い合わせ先
詳しい情報は、ジョン スメドレー京都店の公式サイトにて確認できます。
電話番号: 075-708-7878
伝統と現代が交差するこの特別な展覧会を通じて、アートの新しい形を体験してください。