余った年賀状と不要品で子どもたちの命を救うプロジェクト

年末年始の「子どもワクチン支援」プロジェクト

年末年始は、子どもたちの命を救うために大変重要な時期になるかもしれません。今年も12月15日から年賀状の受付が始まり、使い終わったり、書き損じてしまったハガキに新たな役割があります。

「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」（以下JCV）は、未使用の年賀状や書き損じのハガキを他のハガキや未使用・使用済み切手と一緒に回収し、途上国における子どもたちへのワクチン支援に活用しています。また、年末に出る不要品も、楽しくエコな方法で支援につながります。

ハガキ・切手による支援

使わなくなった年賀状や切手をJCVに送っていただくことで、これらが郵便局や買取事業者で切手シートに交換されるシステムが整っています。例えば、85円の年賀状は、交換手数料を引いた約60円が寄付金として使われ、10枚送れば約30人の子どもたちにポリオワクチンを贈ることができます。

また、消印がついた使用済み切手も支援に役立つアイテムです。コレクターへの販売によって得られる収益が寄付されますので、家の中に眠っている使用済み切手もぜひ活用してください。

不要品の活用

年末の大掃除で出た不要品も、子どもたちの命を救う機会となります。「自分には不要でも誰かに役立つかも」と考える皆さん、是非ご協力を。JCVは、ブックオフと連携して不要品の買取を行っています。この宅配買取寄付サービス「キモチと。」では、書籍、DVD、ゲームなど30種類以上の品目が対象となり、簡単に不要品を寄付することが可能です。

特に寄付月間の12月中は、10点以上送ることで500円のボーナス寄付が行われるキャンペーンも実施中です。これを機に、メルカリなどで販売するよりも、ぜひJCVへの寄付を検討してください。

支援国バヌアツの偉大なお母さんの声

昨年、BCTが支援しているバヌアツで現地視察を行い、レレパ島の子どもたちの母親から心温まるメッセージを受けました。「私たちの島には病院もなく、いつも私の娘がワクチンを受けられる日を待っています。皆様の支援のおかげで、娘は健康に育てられています。」

この言葉は、すべての皆様の支援がいかに大切なものであるかを示しています。

感染症に立ち向かうために

毎日4,000人もの小さな命が予防可能な感染症で失われています。この現実に目を向け、途上国の子どもたちの命を守るため、私たちJCVは活動を続けています。ワクチン1人分が通常20円から280円程度です。子どもたちを感染症から守るための支援は、想像以上に身近なものです。

私たちはこれまでUNICEFや各国の保健省と手を組み、多くの子どもたちにワクチンを届けました。2025年には日本の皆様の支援をもとに、ミャンマーやラオスなどへの大規模なワクチン支援を計画しています。