SHUREが新たに誕生させたTwinPlexとは
音響技術のリーダーであるSHUREが、新しいラベリアマイク「TwinPlex」を発表しました。この製品は、特許出願中のカプセルテクノロジーを活用し、音質の高さと仕込みやすさを両立しています。衣装の速やかな変更が求められる演劇やブロードキャスト環境において、このマイクはその真価を発揮します。
TwinPlexの特徴
TwinPlexシリーズは、TL45、TL46、TL47、TL48の4種類のラベリアマイクと超軽量なヘッドセットマイク(TH53)で構成されています。カラーバリエーションや豊富なアクセサリーも用意されており、使用するシチュエーションに応じて柔軟に対応可能です。特にデュアルダイアフラムによる無指向性設計は、音声の明瞭さと温かさを誇り、従来のマイクと比較しても軸外減衰特性に優れています。
音響プロフェッショナルであるピーター・シュナイダー氏は、TwinPlexを試した際に「非常に素晴らしいサウンドで、ノイズフロアが低い」と絶賛。タッチノイズが発生しない点も、高く評価されています。
耐久性と性能
TwinPlexのケーブルは、極細かつ可塑性に富んでおり、長時間の使用に対する耐久試験をクリアしています。1.1mmと1.6mmの2種類の塗装可能なケーブルは、巻き癖やねじれに強く、過酷な環境においても、その性能を維持します。さらに、革新的なシールド構造により、屈曲性能は他の製品の追随を許さないほどです。
シアター音響エンジニアのゾー・ミルトン氏によると、「TwinPlexはどんなに伸ばしても、決してねじれない」と言います。これは、衣装やかつらに隠しても、そのまま使うことができる利便性を意味します。
限界を超えた音響性能
TwinPlexは、どのような環境でも完璧な音響性能を発揮できるように設計されており、特に予測困難な状況に強いです。超疎水性ナノコーティングと交換可能な耐汗性周波数キャップによって、汗や湿気から音質を守り、長時間の使用にも耐えられる設計となっています。
放送制作ミキサーのマイケル・アボット氏は、「生放送中に問題が起きないと信じられることで、大きな自信をもって臨める」と語っています。これはTwinPlexの開発における信頼性を示しています。
プロフェッショナルからの支持
SHUREのシニア・グローバル・プロダクト・マネージャー、ジョン・ボーン氏は、TwinPlexの開発プロセスでは業界のプロから多くのフィードバックを受け、60種類以上のバリエーションを試作した結果、驚異的な音質と耐久性を実現したことを明かしています。
新たなラベリアマイク「TwinPlex」は、2019年5月24日に日本国内での発売が予定されています。詳細については、SHUREの正規販売代理店であるヒビノインターサウンド株式会社にお問い合わせください。
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