『おかんパン』がPRアワード2025を受賞
株式会社ダイヤが製造した『おかんパン』が、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催する「PRアワード2025」でブロンズを受賞しました。この受賞は、地元大阪の魅力を引き出し、企業の従業員エンゲージメントの向上を図る取り組みが評価された結果です。
PRアワードとは?
「PRアワード」は、優れたPR活動を表彰する年次イベントで、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が実施しています。広報活動だけでなく、社会との共創を目指す企業の取り組みを広く認め、評価しています。今年度の応募は98件に上り、厳正な審査を経て「グランプリ」1件、「ゴールド」1件、「シルバー」4件、「ブロンズ」5件が選出されました。
受賞の鍵「おかんパン」の特徴
『おかんパン』は、地元から愛される大阪ブランドとしてのプライドと、他社に負けないパン作り技術に基づいて開発されました。この活動は、従業員の自信を高める手段として定位されています。元々人気の商品であった「ミルクパン」に、キャラクター焼印と新たなパッケージデザインを加え、わずかに手を加えることで新たにな1歩を踏み出しました。
ステークホルダー戦略
この取り組みでは、地元の顧客に向けて新しい発見を提供し、メディアや著名人による拡散を図っています。観光客への訴求も行い、「地元の人がおすすめする味」としての価値をアピールしています。これにより、従業員の自己効力感が高まり、ブランド価値の再認識が実現しています。
ブランド再認識のプロセス
商品開発を進める過程で、まずは社内でブランドの価値を見つめ直すためのワークショップが行われ、その後、従業員がコンセプトやパッケージの開発に参加しました。この参加が、従業員の当事者意識を高め、結果として成功体験をチーム全体で感じることが可能となりました。
効果的なPR活動
メディアとSNSを活用し、外部からの評価を社内の誇りへと転換させるという好循環も大きな成果です。代表の多田俊介氏は、日々の努力が実を結び、離職率の低下や応募者数の増加にもつながっていると述べています。おかんパンの販売数量も初期の100箱から500箱にまで増加しました。
今後の展望
「大阪のパン屋としての誇り」を持ち、『おかんパン』を通じて地域貢献を続けたいと多田社長は強調しています。今後とも、従業員と共に大阪の食文化を育て、提案していく考えを示しています。
これからも『おかんパン』のような地域に根ざした商品作りが期待されています。