リバモア博士講演
2025-08-12 14:20:45

組織文化を変革する力とは?リバモア博士の来日講演をレポート

組織文化を変革する力とは?



2025年7月24日、東京国際文化会館にてデイビッド・A・リバモア博士による来日記念講演『組織文化が未来を拓く“違い”をパワーに変えるリーダーシップとは』が盛況に行われました。この講演は、CQ(文化の知能指数)に関する知識を持つ経営者や役員、そしてリーダーシップに関心を持つ参加者たちが集結し、活発な質疑応答が展開されました。

講演の冒頭、リバモア博士はCQを「誰とでも、どこでも効果的に働ける能力」と定義し、その重要性を強調しました。現代のビジネス環境において、CQの低さはビジネスチャンスの喪失や信頼性の低下をもたらすリスクがあり、高い場合には業務の効率性や生産性、イノベーション、収益性にプラスの影響を与えると説明しました。これらのポイントを受けて、CQを高めるための具体的なアプローチについて紹介されました。

CQを高めるための特効薬は?



リバモア博士が提唱する組織アセスメントの3つの基準、すなわち「パーパスとカルチャーの連動」、「多様性の理解と両立」、さらに「心理的安全性と知的誠実性の両立」について解説されました。特に、日本企業は「知的誠実さよりも心理的安全性に偏りがち」との警告を発し、この傾向が意見の不一致を避けた結果として組織の停滞を招く可能性があることを指摘しました。国によって異なる文化における価値観の違いを理解することが、CQを推進するうえで不可欠であるとの見解が示されました。

講演の後半では、CQを高めるためにリーダーが組織内でCQを意識して語り、行動を適応させながら、個人や組織の本質を変えずに改善を図る方法を具体的に提案。リバモア博士は「文化をビジネスや人生の中心に置いて考えてほしい」と締めくくり、CQの価値を多くの人々に伝えました。

来場者のリアクションと感想



参加者は経営者や役員が中心で、その多くが組織文化に何らかの課題を抱えている様子が見受けられました。一部の声としては、『違いを強みに変えることに希望を持てた』、『CQは自己のコアを失うことなく状況に応じて行動を適応させる力』といった意見が寄せられ、CQの重要性が広く理解されていることが伺えました。また、特定のビジネス課題へのCQの応用に期待を寄せる声も多く聞かれました。参加者の84.32%は、組織文化が全社的な最優先案件と認識していることから、CQの必要性は高まる一方です。

組織文化への取り組みにおける重要なポイント



最後に、来場者からのアンケートにおいて、CQへの関心や学びを深めたいという思いが多数寄せられました。特に新卒採用や中途採用の組織において、CQを活かした組織文化の構築や経営戦略への応用を志向する参加者が多かったことが印象的でした。リバモア博士の講演は多様性を尊重しつつも、戦略的に活かす知性が求められる時代における新たな指導原則について、重要なメッセージを提供したと言えるでしょう。さらに、アイディール・リーダーズ社ではCQを理解し組織文化を醸成するための様々なトレーニングやコンサルティングを提供しています。これからの組織において、CQの重要性を一層認識し、実践へとつなげることが求められています。


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