昭和の名作映画復活上映
昭和は映画が庶民にとって大切な娯楽の一つであった時代です。その名作映画が復活上映される機会が訪れます。このイベントでは、無声映画と有声映画の2つのセッションを楽しむことができ、かつての映画文化への理解を深める貴重な体験が提供されます。
無声映画の魅力
日時と作品
- - 日時: 2023年3月26日(火)18:00〜(開場17:00)
- - 作品:
- 『血煙高田の馬場』
- 『生れてはみたけれど』
無声映画とは、音声が伴わないため、当時は楽隊の演奏と弁士による台詞で作品を観客に届けていました。特に、1928年に制作された『血煙高田の馬場』は、実際に起きた事件を基にした短編作品で、全速力で駆け抜ける姿が魅力的です。この作品は6分間の短編として上映されます。
また、1932年制作の『生れてはみたけれど』は、小津安二郎監督の作品で、当時の東京郊外に住むサラリーマン家族の日常を、子供の目から風刺した喜劇です。90分という長さで、固定カットを駆使した映像表現が当時の特徴を如実に表しています。
弁士の澤登翠さんによる解説もあり、映画を観る楽しみが倍増します。彼女は国内外で高い評価を受けている弁士で、500本以上の無声映画の活弁を務めています。
有声映画の復活
日時と作品
- - 日時: 2023年3月27日(水)18:00〜(開場17:00)
- - 作品: 『若い東京の屋根の下』
続く27日には、1963年に制作された『若い東京の屋根の下』が上映されます。この有声映画は、青春ドラマとして吉永小百合と浜田光夫の共演が見どころとなっています。物語は、蕗子という娘が下宿生の良平と出会い、身近にある恋の芽生えを描いています。印象的なシーンが多く、視聴者を魅了する作品です。
チケット情報
- 大人:1,000円
- 子供(高校生以下):500円
チケットは、以下のサイトで購入可能です。
この昭和の名作映画復活上映会は、過去の作品を現代に蘇らせるとともに、当時の映画文化や雰囲気を感じる機会です。皆さまのご来場を心よりお待ちしています。