freeeと中国銀行が地域ビジネスのためのBPaaSサービスを検討
このたび、フリー株式会社と株式会社中国銀行は、地域のスモールビジネス向けのデジタルサービスを提供するための新たなアンテナを立てました。両社は、ビジネスプロセスをアジャイルに外部に委託できるBPaaS(ビジネスプロセス as a Service)の導入を検討しています。
BPaaSとは?
BPaaSは、クラウド技術に基づくSaaSと業務外部委託(BPO)を融合したサービスです。このモデルを通じて、企業の業務の一部を効率的に管理・実行することが可能になります。
地域の人手不足に応える
日本の多くの地域では人手不足が深刻な問題となっています。特に、スモールビジネスにおいては、その影響が顕著です。地域経済の活性化に必要なのは、デジタル化によって業務を効率化し、どのように人材を最大限活用できるかという点です。そこで、freeeと中国銀行は新たなサービスを通じて、経理業務や人事・労務管理などのバックオフィス業務をアウトソーシングできるようにすることで、地域の企業を支援します。
結びつく二つの企業
freeeは、スモールビジネスを支えるための統合型経営プラットフォームを目指し、さまざまな金融機関と連携を強化しています。これに対し、中国銀行は2024年に発表された『ちゅうぎんDX戦略』において、デジタル技術を用いて新たな価値を創出することを掲げています。2019年8月から始まった両社の提携は、この方向性を踏まえたものでもあります。
今後の展望
freeeは、中国銀行の担当者を対象にBPaaSに関するOJT(オンザジョブトレーニング)を実施し、必要なプロダクトのライセンス提供を行いながら、具体的なサービス展開への体制を築いています。これにより、地域ビジネスの人手不足解消の一助となることが期待されています。
企業情報
中国銀行
freee
両社の取り組みは、地域の小規模ビジネスに新たな光をもたらすもので、大きな期待が寄せられています。今後の進展から目が離せません。