保育の質向上へ
2017-10-05 18:10:10

ユニファがフレーベル館と提携 新サービス「るくみー午睡チェック」で保育の質向上へ

ユニファとフレーベル館が切り開く新たな保育の形



最近、ユニファ株式会社は「第1回スタートアップワールドカップ」で世界一の評価を受けたのを機に、株式会社フレーベル館と協業し、「るくみー午睡チェック」という新しいサービスを発表しました。このサービスは業界初の試みで、乳幼児の安全を守るための高度な技術を活用しています。

るくみー午睡チェックの誕生背景



乳幼児を預かる保育施設では、突然死症候群(SIDS)を防ぐため、保育士が厳密なブレスチェックを行っています。これまでは手書きの記録を頼りにしていたため、ミスが発生することもありました。そこで「るくみー午睡チェック」が開発され、乳幼児の体動から呼吸を判断し、うつ伏せ寝を検知することができる仕組みになっているのです。万が一の危険を速やかに把握できるこのサービスは、保育士の業務負担を軽減し、保育の質を高めることを目的としているのです。

業務提携の強化



ユニファとフレーベル館は、今回のサービス導入にあたり、業務提携を強化しました。フレーベル館は110年の歴史を有する業界のリーダーであり、その広範な販売ネットワークを利用することで「るくみー午睡チェック」の普及を加速させる狙いです。両社は互いの強みを活かし、さらなる市場調査と顧客フィードバックを実施することで、顧客価値の最大化を目指します。

資金調達とスマート保育園構想



ユニファは、今回飲んでの調達により、合計10.2億円の資金を確保しました。この資金は「チャイルドヘルスケアIoT」市場を立ち上げるためのシステム開発、ならびに「るくみー」ブランドのサービス拡大に使用されます。加えて、スマート保育園構想の実現を目指し、保育士不足や待機児童問題の解消にも寄与することが期待されています。

保育業界の課題とソリューション



日本の保育業界は、大きな転換期を迎えています。女性の社会進出が進む中、保育士不足や待機児童の増加が問題となっています。それに伴い、保育の質が低下する懸念も高まっています。ユニファは、「家族×テクノロジー」をテーマに、保育士の業務をサポートし、保育の質を保つための新しい解決策を提案していく考えです。

未来への展望



「るくみー午睡チェック」は、ただの監視システムに留まらず、乳幼児に関する健康情報をビッグデータとして蓄積し、今後はAI 技術を活用することで、さらなる安全対策が期待されています。このような取り組みを通じて、保育士の負担軽減と保育の質向上を両立させ、すべての子どもたちにとって安心・安全な保育環境を実現していきたいとユニファは考えています。

この新サービスが、未来の保育業界にどのような影響を与えるか、注目が集まります。両社の取り組みによる新たなサービスが、保護者や保育士にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
ユニファ株式会社
住所
愛知県名古屋市中区丸の内2-16-3丸の内A・Tビル10F
電話番号
052-212-5717

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