母の日参りが新たなトレンドに
近年、日本の母の日において新たな動き、すなわち『母の日参り』が注目を集めています。この活動は、母を偲び感謝の気持ちを伝えることを目的に始まり、核家族化や高齢化が進む現代に対応した供養の形として広がっています。
『母の日参り』の背景
母の日のルーツは、100年以上前のアメリカにさかのぼります。そこで亡き母を偲ぶ女性の呼びかけがきっかけとなり、世界中に広がりました。この重要な日を迎える中で、親しい人が亡くなった後にどう供養するかということに関心が高まり、特に日本ではその感謝の気持ちが『母の日参り』という形で表現されるようになりました。特にこれに注目したのが(株)日本香堂で、彼らは2009年にこの取り組みをスタートさせました。
その後、全国で多くの企業や団体がこの活動に賛同し、2017年には『母の日参り』パートナーシップが設立され、現在では12団体が参加しています。最近では、母の日に向けた手紙コンクールも開催され、多くの人々が自らの思いを言葉にして表現しています。2023年には、俳優の草刈正雄氏が審査委員長を務め、1322点もの作品が応募されました。
銀座での初のイベント開催
そんな中、(株)日本香堂ホールディングスは、5月11日(土)に『母へ想いを届ける集い in Ginza』というイベントを初開催します。このイベントは、母の日の前日に、誰でも無料で参加できる心温まる集いです。会場となるのは、香り文化の発信地『銀座香箱ビル』です。
当日は、浄土真宗本願寺派の僧侶、大來尚順師による講話が行われ、また舞台女優の源川瑠々子氏が受賞作品を朗読し、さらに特別に『母の日2019』の新作フレグランスも発表されます。このフレグランスは、来場者に記念品として提供される予定です。
この素晴らしい取り組みは『母の日参り』の理念を広め、より多くの人が亡き母に思いを馳せる機会を提供するものです。
開催概要
- - 日時: 2019年5月11日(土)11時~12時30分(受付10時30分から)
- - 会場: 『銀座香箱』ビル6階『万華鏡』(東京都中央区銀座4-9-1 日本香堂ホールディングス本社ビル)
- - 対象: 一般の方々
- - 申込み: 先着順で40名(入場無料)
- - 内容:
- 『母の日参り』について
- 「母の日の始まり」ビデオ上映
- 講話『母の想い・いのちの思い』
- 朗読『母の日参り手紙コンクール2019』入賞作品より
- 歌『遅桜』など
このような活動を通じて、母の日の本来の意味を再確認するとともに、記憶と感謝の気持ちを新たにする良い機会となることでしょう。ぜひ、興味のある方は参加してみてください。