岡山大学が国際交流を促進するO-NECUSプログラムオータムセミナーをオンラインで開催
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区)は、2025年11月7日に「O-NECUSプログラム2026オータムセミナー」をオンラインプラットフォームZoomを通じて開催しました。このプログラムは、優れた学生を対象にした行事であり、研究者間の交流を深めることを目指しています。
今年度のセミナーには、中国の哈爾濱(ハルビン)医科大学、吉林大学、中国医科大学、大連医科大学という4つの協定校から、学生36名と関係者12名が参加しました。岡山大学の大学院医歯薬学総合研究科では、毎年中国東北部のさまざまな協定校の留学生を受け入れ、O-NECUSプログラム終了後には同大学院の博士課程への進学を支援しています。
セミナーでは、プログラムに参加した教員と学生が中心となり、O-NECUSプログラムの魅力や最新の研究情報を参加者に共有しました。ワン・デンリ助教(吉林大学出身)が司会を務め、プロモーションビデオが上映された後、修士課程の専攻長である大橋俊孝教授がプログラムの詳細を説明しました。
その後、博士課程の留学生が生化学分野の研究、病原ウイルス学分野の研究、また河合穂高研究准教授が口腔病理学の研究について紹介しました。このセッションでは、留学生が岡山での生活やキャリアパスについて参考となる情報も共有し、プログラム経験談が語られました。
Q&Aセッションでは、参加者が語学能力や奨学金、正規課程への進学に関する質問を積極的に行い、活発な意見交換が行われました。参加者は、このセミナーを通じて新たな視野を得る機会となったことでしょう。
岡山大学は、地域中核機関として独自の研究活動や国際的な学生交流を推進し続けます。その取り組みを通じて、地域社会や国際社会との連携を深め、持続可能で革新的な研究大学の実現に寄与することを目指しています。
O-NECUSプログラムの重要性
O-NECUS(Okayama Northeast China University Student)プログラムは、国際的な視野を持った医療・歯科系の学生を育成するための取り組みです。このプログラムを通じて、学生たちは岡山大学での学びを経て、さまざまな研究技術や専門知識を身につけています。これにより、将来の医療分野での国際的な人材を育成することに繋がります。
このプログラムに参加する学生は、異文化交流を通して国際的な理解が深まるだけでなく、岡山大学での学びを通じて新たな research opportunities を発見することができます。違った視点からのフィードバックを受けることにより、学生たちの研究活動もさらに豊かになります。
岡山大学は、今後も持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを続け、世界中の学生や研究者との連携を強化していく姿勢を維持します。この決意は、地域や国際社会における岡山大学の役割をさらに深化させるでしょう。