新たなライドシェアの取り組み
茨城県のつくば市、土浦市、下妻市、牛久市が共同で、地域の交通問題解決に向けた新たな施策を導入することになりました。この「地域連携公共ライドシェア」は、2025年1月から始まりますが、事業に参加していただくドライバーの募集が2024年10月1日より開始されます。
目的と背景
このライドシェア事業は、地域内の交通利便性を向上させることを目的としています。特に、公共交通が十分に整備されていない地域において、移動手段を確保するために必要な施策です。また、地域が抱えるドライバー不足という課題を解決することも目指しています。
2つのプラットフォームの導入
本事業では、ドライバーバンク「Community Crew」と、AIによるオンデマンド配車システム「mobi」の2つのシステムを導入します。これにより、ドライバーの募集から管理までを包括的に支援し、AIは利用者のニーズに応じた運行計画を立てることができます。
ドライバーバンク「Community Crew」
「Community Crew」では、地域を超えたドライバーの募集、育成、管理を一元的に行えるよう工夫されています。普通自動車運転免許を持っている方なら誰でも、ドライバーとして登録可能です。これにより、多様な背景を持つドライバーが地域に貢献できます。
AIオンデマンド「mobi」
「mobi」は、予約状況に応じた運行ルートやスケジュールをAIが算出します。これにより、自家用車による効率的な運行が実現されます。特に、利用者にとって利便性の高いサービスとなるでしょう。
ドライバーの募集要項
この事業では、各市の指定エリアで自家用車を使用して市民や観光客の送迎業務を行うドライバーを募集しています。運送エリアは、つくば・土浦エリア、筑波山エリア、下妻エリア、牛久エリアから選ぶことができます。報酬や条件は以下の通りです。
募集条件
- - 21歳以上70歳未満
- - 普通自動車運転免許取得後、3年以上経過
- - 過去2年以内に免許停止履歴がないこと
使用可能な車両
- - 定員4人以上10人以下
- - ドライブレコーダーを搭載していること(未搭載の場合は貸し出しあり)
申請方法
応募には、運転免許証や車検証の写しを提出する必要があります。書類選考の後、オンライン面談が行われます。
地域の未来を築くために
この「地域連携公共ライドシェア」は、地域の課題解決と持続可能な公共交通の再構築に寄与する重要な取り組みです。地域のドライバーとして参加することで、地元の交通環境を改善する一助となることができます。興味のある方は、ぜひご応募を検討してみてください。詳細は
こちらからご覧いただけます。