春華堂が地域の魅力を発信した「Farmers Collection」2025開催レポート

2025年7月27日、静岡県浜北市のスイーツコミュニティ「nicoe」で「Farmers Collection」が開催されました。このイベントは、生産者とシェフが協力し、地域の魅力を料理を通じて伝える食の交流会です。主催するのは有限会社春華堂とサーラ不動産株式会社で、両社のコラボレーションによって実現しました。

生産者の方々とのコラボレーション

このイベントには、東三河と遠州の農家や生産者が集結し、それぞれが自慢の食材を披露。会場の入り口にはMzFarm松本氏の「スプラウトバー」が設けられ、訪れたゲストは自分の好きなマイクロハーブを手に取って、香りや味を確かめながら会話を楽しみました。これが始まりで、会場全体が心地良い雰囲気に包まれました。

メニューの魅力

この日の料理コースも非常に魅力的でした。たとえば、農園野菜のサラダや、アスパラガスをふんだんに使った料理が登場。特に、農業生産スフィーダのコリンキーかぼちゃや、大橋農園のトマトを使ったサラダは、地域の新鮮な味わいを堪能できるものでした。

そして、特に注目されたのは「急成長」と銘打たれたアスパラガス料理です。美緑の風ファームの北河氏と上村農園からのアスパラガスを使い、炭火で焼き上げた料理は、食材の持つ本来の甘みを引き立てる絶品でした。

次に紹介されたのは、「いのちの川」をテーマにした料理。天竜川漁協組合が提供した天竜鮎を使った創作料理は、爽やかな胡瓜とレモンのビスクを添えたもので、参加者たちを驚かせました。

食を通じたコミュニケーション

イベントの中で、料理を提供するシェフたちや生産者が各テーブルを回り、作り手の思いや料理にまつわる物語を共有しました。これにより、参加者は料理をただ食べるだけでなく、その背後にあるストーリーや情熱に触れることができ、味わいを一層深めました。

会場内には特設の販売ブースも設けられ、参加者は使用された食材をそのまま購入することができました。これにより、自宅でもイベントの味を楽しむことができ、大変好評を博しました。

物語性のある食の時間

さらに、春華堂が運営する「nicoe」は、食の経験をより特別なものにするための工夫が随所に見られました。お菓子作りのノウハウを活かし、空間を演出することで、単なる料理イベントとは一味違った“物語性のある食の時間”を提供しました。

この日のイベントを通じて、生産者同士の新たなつながりも生まれ、今後の商品開発の可能性を感じさせる熱気に包まれていました。春華堂は、地域の食文化を未来へつなぐ活動を引き続き展開していくと表明しています。

2025年の「Farmers Collection」は、食を通じたコミュニケーションと地域の魅力を再発見する貴重な機会となりました。このようなイベントが今後も続いていくことを期待したいです。