水戸の小さなパワースポット、1周年を迎える
茨城県水戸市にある「茶菓 結び」は、地域の人々との交流を促進するユニークなたい焼き販売店です。開業1周年を記念して、2025年11月7日から11月30日までの間、「1周年ありがとう月間」を برگزار(ひらく)します。このイベントは、一般社団法人 全国VR推進協会のサポートを受け、地域とのつながりを重視したコミュニティイベントが行われます。
地域コミュニティを築く場所
オーナーの熊井弘子さんは、子供の教育や仕事を優先する中で、地元の人々がふらっと寄れるお店を持ちたいという夢を抱いてきました。しかし、夫を亡くしたことをきっかけに、「やりたいことは先延ばしにせず、今を大切にする」という信念が芽生えたと言います。空き店舗を見つけたことで、「今こそ開業しよう」と決意し、2024年に「茶菓 結び」を立ち上げました。
当初は小さなたい焼きと一緒にお茶を提供する想いからスタートしましたが、その後、季節ごとの独自のアイデアを盛り込んだ20種類以上の「進化系たい焼き」が人気を博しています。今では少し変わったたい焼き専門店として名を馳せるようになりました。
無料スペースが育む創造性
「茶菓 結び」では、オーナーの熊井が特に重視しているのが、地域の人々に最初の発表の場を無償で提供することです。これまで1年で、アートに触れたいという思いを持つ人々がこの場所で展示を行い、次第にコミュニティが形成されるようになりました。来店したお客様同士が知り合い、レコードを聴く会や手話カフェなど、地域のつながりを育む場としても機能しています。このような、リアルな場での交流が、VR推進協会にとって重要な“デジタルで残すべき地域の物語”と位置づけられています。
1周年イベントの概要
1周年の感謝を込めた「ありがとう月間」では、様々なイベントが予定されています。
価格:1,100円(税込)、ドリンク付き
期間:11/7〜11
20種類以上のたい焼きを楽しめる企画で、家族連れでも気軽に参加できる料金設定。
過去に同店で展示を行った「画家まりこ」さんを招き、ワンコインで似顔絵を描いてもらえる日を設定。お礼としてたい焼きに使える100円クーポンも配布されます。
近隣の高齢者施設の方々が日替わりで来店し、手芸品を持参。お茶を飲みながら作品を楽しむ企画も実施。
さらに、期間中は来店者が楽しめるスピードくじや小さなお土産も用意されており、飾り作りのワークショップも行われ、皆で手を掛けてお店を彩ります。
VR推進協会の役割
全国VR推進協会は、地域の魅力ある拠点をデジタルで広める重要な役割を担っています。地域の小さな店やギャラリーは、魅力的であっても人々に知られないことが多いのです。「茶菓 結び」のような場所をデジタルで可視化することは、他の地域とのつながりや活用の可能性を広げる重要な施策です。
熊井弘子さんの言葉
オーナーの熊井さんは、「この1年、本当に多くの人に助けられ、支えられてきました。皆さんの思いに応えるためにも、感謝の気持ちを形にして返していきたいと思っています。この場所が誰かの新たな一歩のきっかけになれば嬉しい」と語ります。
このように、地域とのつながりを大切にしながら、在宅やオンラインでもその魅力を発信していく「茶菓 結び」。ぜひこの貴重な1周年イベントに参加して、地域の温かい交流を体験してみてはいかがでしょうか。