新サービス「Sentry」
2020-09-01 11:00:34
薬剤師と患者を繋ぐ新サービス「Sentry」の全貌とは?
薬剤師と患者を繋ぐ新サービス「Sentry」の全貌とは?
2020年9月からの新しい薬剤師法の施行により、薬剤師には患者への服用期間中のフォローが義務付けられました。この新たな要求を受け、セプテーニグループが運営するPharmarketは、「Sentry」という対人業務サポートシステムを発表しました。これは、薬剤師と患者間のコミュニケーションを円滑にし、より安全で効果的な医療を提供するための革新的なサービスです。
「Sentry」の最大の特長は、患者一人ひとりに対して個別にフォローする機能です。システムはレセコンと連携し、誰に、何を、いつフォローするべきかを自動で表示します。これにより、薬剤師は忙しい業務の中でも患者の状況を簡単に把握し、適切なアドバイスを行うことが可能になります。さらに、投薬データをもとに最適化されたフォローメッセージが表示されるため、無駄のないコミュニケーションが実現します。
患者側から見ても、このシステムには多くの利点があります。アプリを通じて、時間や場所を問わず服薬フォローを受けることができ、選択式アンケートに回答することで必要な指導を受けることが可能です。さらに、チャットボット機能を利用すれば、薬の用法や用量に関する簡単な質問にはすぐに答えてもらえるため、患者にとっても非常に便利です。これにより、薬局への訪問をスムーズにし、待ち時間を削減することが期待されます。
また、「Sentry」では薬剤師が患者からの副作用報告や飲み合わせ相談に迅速に対応できるよう、対応マニュアルも提供されています。これにより、患者は自分の不安や疑問に対して適切なアドバイスを受けやすくなります。
さらに、患者はアプリを使って処方箋を撮影し、来局予約の確認ができるので、事前の問診表も準備することで薬をスムーズに受け取ることができます。このプロセスにより、薬局での待ち時間は大幅に短縮され、患者の負担は軽減されるでしょう。
Pharmarketはこれからも、新しいテクノロジーを駆使したサービスを提供し、医療業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する方針です。この取り組みにより、患者と薬剤師のより良い関係が築かれ、安全で適切な医療サービスの提供が一層進化することが期待されます。
新サービス「Sentry」は、薬局と患者を繋ぐ重要な役割を果たし、未来の医療のあり方を変える可能性を秘めています。今後の動向にも注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Pharmarket
- 住所
- 東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー11F
- 電話番号
-
03-5348-5339