医療的ケア児支援プロジェクト
2023-06-13 09:56:19

北海道の医療的ケア児を支える新プロジェクトが始動!2025年開設予定の医療型ショートステイの狙いとは

医療的ケア児を支えるプロジェクトが北海道で始まる



北海道において、医療的ケアが必要な子どもたちとその家族を支援する「北海道で暮らす医療的ケア児の未来を拓くプロジェクト(通称:いけプロ)」が始動しました。このプロジェクトの目的は、医療的ケアを受ける子どもたちが地域で安心して暮らせる環境を整えることです。

ソルウェイズの歩み


2017年に設立されたNPO法人ソルウェイズは、過去6年間にわたり、障がいを抱える子どもたちとその家族の生活支援に尽力してきました。これまでに5箇所の重症児デイサービス施設を開設し、生活介護、居宅介護、訪問看護といったサービスも展開しています。このような取り組みを通じて、地域社会のニーズに応じた支援を行うことに成功してきました。

新たな挑戦「いけプロ」


2022年には、「いけプロ」と呼ばれる新しいプロジェクトが始まりました。この取り組みは、医療的ケア児が家庭での生活だけでなく、地域社会でも支え合う仕組みを目指しています。ただし、夜間に子どもたちを安心して預ける場所が不足しているのが現状で、多くの家庭が365日、親が夜間の医療的ケアを行わなければならないという厳しい状況にあります。これにより、親は慢性的な睡眠不足に苦しみ、家庭内での負担が大きくなっているとされています。

このプロジェクトの第一弾として、2025年に札幌市近郊に医療型ショートステイを開設する計画が進行中です。計画されている施設では、小児科専門医が常駐し、人工呼吸器や経管栄養を必要とする重度の医療的ケア児に対応します。ここでは、医療的ケアを担う看護師やヘルパーに加え、保育士や機能訓練士も関与し、子どもたちにとって安心できる環境を提供します。

医療的ケア児の家族の声


家族からは「きょうだいと過ごす時間をもっと持ちたい」といった切実な声が寄せられています。医療的ケア児が増加する中で、短期間の施設入所が行える場所が必要不可欠であり、それが家族の生活に余裕をもたらし、さらには地域での生活を豊かにすることにつながると考えられています。新施設では、子どもたちにとって第二の家となるようなセーフスペースの提供が目指されています。

プロジェクトを支える活動


「いけプロ」の一環として、公募で選ばれたロゴマークがプロジェクトのシンボルとして公開されたことも注目されています。このロゴは、プロジェクトの理念を視覚的に表現しており、地域での生活支援の重要性を象徴しています。さらに、寄付やボランティア活動、SNSでのシェアといった形でプロジェクトを応援する方法も提案されており、地域の人々の協力が不可欠です。

地域全体への拡大を目指して


「いけプロ」は、今回の取り組みを全国のモデルケースとし、北海道全体の拠点を増やす計画をしています。安定した施設を増やすことで、医療的ケア児とその家族がより安心して生活できる社会の実現を目指します。この企業努力が、地域に根ざした支援体制を築く大きな柱になることを期待されています。

結論


「北海道で暮らす医療的ケア児の未来を拓くプロジェクト」は、地域社会の課題に挑む新たな試みとして注目されています。医療的ケア児とその家族のための居場所を確保することは、地域全体の福祉の向上にも寄与することでしょう。これからも、さらなる支援と関心が集まることを期待しています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 ソルウェイズ
住所
北海道札幌市中央区北十条西19丁目1-1
電話番号
090-7653-9872

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