WILL学園で公式キャラクター制作授業が初開催！生徒たちの創造力が結集

WILL学園が公式キャラクターを誕生させた背景

学研のWILL学園が主催する「公式キャラクター制作授業」がこの夏に開催され、多くの生徒たちが参加しました。このプロジェクトは特に不登校や発達障がいのある生徒たちへの新しい試みとして注目されています。学園は2000年から少人数制の教育を掲げ、地域に特化した運営に努めながら、多様な生徒を受け入れています。

創造力を育む公式キャラクター制作

今回の授業は、在校生の中から「自分たちのマスコットキャラクターを作りたい」という声から始まりました。それは、ある生徒が冗談として「これが私たちのキャラクターだ！」と提案したことがきっかけでした。その言葉に触発され、全キャンパスでのプロジェクトとして公式キャラクター制作がスタートしたのです。

参加者の想いと努力

このキャラクター制作コンペには、全国のWILL学園キャンパスから75作品がエントリーされました。生徒たちは、普段の授業やイベントを通じて培った絵のスキルを駆使し、自らの思いを形にしました。絵が得意な生徒はもちろん、初めて挑戦する生徒も自分なりの工夫を凝らして応募した結果、多様なキャラクター候補が集まりました。

特に注目されたのは、キャラクターの背後にあるストーリーや設定です。「将来的に羽ばたく鳥のキャラクター」「学研のロゴを取り入れる」など、各作品には独自の意義が込められています。各キャンパスの教職員が生徒たちの情熱を尊重しつつ、議論を重ねて選出作業に臨みました。

厳選された15作品と熱い議論

選考過程では、教職員たちが生徒たちの作品についての熱心なディスカッションを行いました。「この作品は素晴らしいけれど、学園の理念に沿っているか？」といった問いかけをしながら、全ての生徒の努力を尊重する選考を進めました。何時間にも及ぶ会議の末、最終候補に残った15作品の中からグランプリが決定されたのです。

フィナーレとグランプリの喜び

グランプリに輝いた生徒は、自らの作品が選ばれたことに驚きを隠せない様子でしたが、クラスメイトからの祝福を受ける中で喜びを語ってくれました。自らのキャラクターがデザインされることに期待して、「これからいろんなところで使ってもらえるとのことなので、よろしくお願いします！」と笑顔で語っていたのが印象的でした。

学校としての成長を促す意義

今回は全キャンパスが一丸となって取り組んだプロジェクトであり、生徒たちの主体性や創造性が光る瞬間でした。参加した生徒たちは、自らの可能性に気づく良い機会となり、学園全体の一体感が強まりました。今後もWILL学園では、自主的に取り組む授業やイベントを通じて生徒たちの成長を促し、さらなる挑戦を続けるハードルを設けていくことでしょう。