岡山大学が「日ようび子ども大学」に出展し子供たちに科学の楽しさを提供

岡山大学が「日ようび子ども大学」へ出展

国立大学法人岡山大学（岡山市北区）は、2025年6月1日に開催された「日ようび子ども大学 in ライフパーク倉敷」に出展しました。このイベントは、岡山大学を含む16の大学が参加し、地域の子供たちに科学や技術に楽しく触れてもらうことを目的としています。

イベントの概要

今年で12回目を迎えたこのイベントには、約1,993人の参加者が集まりました。内訳は子ども1,068人、大人925人という活況を呈しました。岡山大学の総合技術部は、「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」と「シュワシュワ入浴剤をつくろう」という2つのテーマを提案しました。この活動は、実験や工作、音楽、語学、スポーツなど、多彩なブースが用意され、参加者が楽しみながら学ぶことができる機会を提供します。

参加者の体験

午前中に行われた「ペットボトルでつくるキラキラ万華鏡」では、安全な作業が重視され、スタッフが参加者をサポートしました。この万華鏡作りには、工作機械や3Dプリンターで作成されたパーツが使用されており、幼い子どもでも簡単に製作できる工夫が施されています。子どもたちの歓声と保護者からの驚きの声が響く中、理系の楽しさを共有することができました。

午後からは「シュワシュワ入浴剤をつくろう」を行い、こちらは参加者数に制限を設けず、多くの子どもたちが参加しました。参加者は、重曹やクエン酸、食用色素を組み合わせることに挑戦し、科学を体験する貴重な時間を過ごしました。ここでも、遊びながら学ぶ楽しさを感じている子どもたちの姿が印象的でした。

技術部の思い

イベントに初参加した北條優子技術専門職員は、万華鏡作りで子ども達の感心する様子や、保護者の興味を引きつけることができた点に喜びを感じていました。「入浴剤作りでは、お料理のようで楽しい」と話す子どもたちの声を通じて、科学への興味を引き出せたことを評価しました。

総合技術部本部長の佐藤法仁副理事は、今回のイベントを支えてくれた全ての関係者に感謝の意を示し、今後も技術を活かしたワクワクする体験を提供していく意義を強調しました。「次世代を担う子どもたちに科学の楽しさを伝えていきたい。」と、今後の活動への意気込みを述べました。

今後の展望

岡山大学の総合技術部は、地域貢献と科学啓発の活動を精力的に行っており、学内外での取り組みを続けています。特に、次世代を担う子どもたちに科学への興味を持たせるプログラムを随時実施していく計画です。地域に根ざした大学として、岡山大学と総合技術部の活動に今後も注目が集まることでしょう。

このように、岡山大学は地域とのつながりを大切にしながら、次世代へと繋がる科学の魅力を広める活動を続けています。参加した子どもたちの未来に対する期待と、科学への好奇心を育む取り組みが、今後も続くことを願っています。