ネット詐欺サイトの急増に警戒!最新の情報と対策を紹介
最近、インターネット上の詐欺サイトの検知数が増加していることが報告されています。2013年10月、情報セキュリティ関連の調査機関「Internet SagiWall™」によると、ネット詐欺サイトの検知数は762,005件に達し、前月よりも14.1%増加しました。特に目立ったのはボーガスウエア配布サイトで、12.2%の増加が確認されています。
この増加の背景には、特定のプログラムが関与しています。「ad.yieldmanager.com」というトラッキングクッキーが、詐欺サイトの広告をユーザーに見せる役割を担っていました。これは、特に有害なものではありませんが、リンク先が偽のソフトウェアダウンロードサイトであることが多いのです。9月から10月にかけてこの行為が多く見られたものの、現在は収束している模様です。
トラッキングクッキーとは?
トラッキングクッキーは、ユーザーが閲覧したウェブサイトのデータを収集し、嗜好を分析するために使用されます。基本的には、広告の最適化に役立てられることが多いですが、悪用されることもあります。最近の調査で検知された詐欺サイトの中には、訪問者を引き込む巧妙な手法が使われているものもあり、ネットユーザーは警戒が必要です。
Windows® 8.1発売に伴う詐欺サイトの増加
また、2013年10月にWindows® 8.1が発売されると、Microsoft製品を偽って販売する詐欺サイトも顕著に増加しました。特に、Windows® 8を購入したユーザーに対する無料アップグレードの宣伝を悪用し、「格安で購入できる」などと見せかけているサイトが目立ちました。このような偽サイトは、よくある手口で、今後も注意が必要です。
具体的な見抜き方としては、以下のポイントが挙げられます:
- - サイト上の日本語が不自然である
- - 発送元が中国やアジアに指定されている
- - 実在しない日本の住所を使用している
- - 銀行口座名義が外国人名になっている
最近では、見た目は非常に精巧で不審な点が見当たらない偽サイトも増えてきているため、ますます注意が必要です。ユーザーは、しっかりと情報を確認する習慣を身につけることが重要です。
Internet SagiWall™の役割
「Internet SagiWall™」は、ブラウザを介してアクセスしたサイトのコンテンツを解析し、悪質なコンテンツをリアルタイムで検出するセキュリティソフトウエアです。検出されたサイトへのアクセスをブロックすることで、ユーザーを脅威から守る役割を果たしています。特にWindowsおよびAndroidデバイス向けに組み込み型のサービスが提供されており、日々進化するネット詐欺に対応しています。
まとめ
インターネットの普及に伴い、詐欺サイトの数も増加しています。特にボーガスウエア配布サイトの検知増加は、我々に警戒を促しています。安全なネット環境を守るためにも、日々のチェックや情報収集を怠らないようにしましょう。正しい知識を持つことが、詐欺から身を守る第一歩です。