新たな幼児教育の形
2020-05-18 10:16:55
新たな幼児教育の形を模索する - 地域社会との連携で育む子どもたちの未来
新たな幼児教育の形を模索する
コロナウイルスの影響により、幼児教育施設も厳しい状況にあります。休園の決断を余儀なくされ、日常生活を取り戻すことを心待ちにしているのは子どもたちだけではなく、保護者や保育教諭も同じです。しかし、そんな中でも新たな価値を創造し、子どもたちの成長に貢献するための取り組みが姿を現しました。
オンラインを通じた新たな試み
緊急事態宣言の中、卒園式をオンラインで配信するという大胆な試みが生まれました。出席できなかった保護者にとって、ライブ配信は我が子との距離を縮める一助となりました。この経験から、保育教諭たちは「オンラインを利用することで子どもたちを笑顔にすることができるのではないか」と考えるようになったのです。
子どもたちの心身の健康を守る
長引く休園により、自宅での生活が続く子どもたちの心配が募ります。遊びの場や友達との交流を失った彼らが、どのように過ごしているのか、また、保護者がストレスを抱えているのではと懸念した保育教諭は、新しい試みを進める必要性を感じました。
動画制作への挑戦
自宅で過ごす子どもたちに楽しさを提供するため、保育士たちは手遊びや歌の動画を作成することに決めました。初めのうちはカメラを前に緊張していた教諭たちも、「子どもたちに喜びを届けたい」という強い気持ちがその表情を変えました。動画を配信すると、想像以上の反響があり、子どもたちからは「先生と会えて嬉しい」という声や、保護者からは「楽しみが増えた」といった感謝の声が次々と寄せられました。
24時間子育てアシストの実現へ
このような反応を受けて、保育教諭たちは「24時間子育てアシスト」と名付けた新たな取り組みを立ち上げました。家事をしている間に紙芝居や歌を視聴できれば、保護者の負担を軽減できるかもしれないという思いから、時間を問わず子どもたちに教育コンテンツを届ける仕組みづくりを進めています。
地域との連携を深める
この取り組みは、地域全体での子育て支援の一環ともいえます。身近な存在である企業や医療機関に対しても、役立ててもらえるよう動画を無償提供する計画が進行中です。子どもたちが心細く感じる場面で、少しでも心のケアとなるようにとの願いがあります。
今後の展望
「みんな一つに」という園歌の願いを胸に、保育教諭たちは子育て支援体制を一層強化していく所存です。今後も、保護者が安心して子どもたちを預けられる環境を整えていくために、オンライン相談窓口の設置や情報発信の充実化を図り、地域全体での子育て支援を目指していきます。新型コロナウイルスという厳しい現実を乗り越え、希望ある未来を築くためにスタッフ一同、心を一つにして前進していきたいと考えています。
会社情報
- 会社名
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学校法人 ふじま幼稚園 認定こども園 ふじま幼稚園
- 住所
- 埼玉県川越市熊野町13-10
- 電話番号
-
049-242-7777