TSグループ、オンライン入社式
2020-03-27 10:18:00

コロナ下、TSグループは212名の新入社員をオンラインで迎え入れる!新たな研修体制で成長を加速

コロナ禍で変わる新入社員研修:TSグループの挑戦



2020年、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大は、多くの企業の事業活動に大きな影響を与えました。採用活動も例外ではなく、多くの企業が新たな対応を迫られました。人材紹介・派遣事業を展開するTSグループもその一つです。同社は、医療・介護業界に特化し、業界トップクラスのシェアを誇る成長企業です。

例年、4月1日に入社式を行い、その後約5日間の集合研修を実施していたTSグループですが、2020年度は、212名の新入社員の受け入れを巡り、大胆な決断を下しました。それは、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、入社式と集合研修を5月に延期し、4月をオンライン研修期間とするというものです。

オンライン研修への迅速な対応



この緊急事態への対応は、迅速かつ的確でした。3月6日、感染拡大の状況を受け、入社式と研修の方針変更を発表。新入社員へのアンケート調査を実施し、Wi-Fi環境の確認を行いました。そして、3月11日には、人材開発部、経営企画室、情報システム部からなる14名体制のプロジェクトチームが発足。わずか数日で、オンライン研修プログラムの作成、パソコンやWi-Fiルーターの発送準備など、様々な課題をクリアしていきました。

新入社員212人へのアンケート調査では、自宅にWi-Fi環境が整っている人が8割を超えることが判明。残りの2割にはWi-Fiルーターを支給し、全社員に会社パソコンを配布することで、万全のオンライン環境を整えました。

オンライン研修の内容



4月1日にオンラインでのプレ入社式を実施し、4月2日から4月30日までの約1ヶ月間、オンライン研修が行われました。研修内容は、e-Learningによる営業スキルやビジネススキルの習得、業界知識に関する課題図書、そして、オンライン上でのロールプレイングです。このロールプレイングは、同社のサービスである人材紹介における面接やキャリア面談を模擬体験することで、実践的なスキルを身につけることを目的としています。さらに、ロールプレイング大会を実施し、全社員による投票で優秀者を決定するなど、工夫を凝らした内容となっています。

TSグループの成長戦略



TSグループは、2004年の創業以来、建設業界から医療・介護・保育業界へと事業領域を拡大。介護業界の人材紹介では、転職者数のシェア率25%を誇り、売上高は10年間で約30倍に成長しています。2019年には従業員数4,000名を超え、昨秋には新社長である笹井英孝氏が就任。新たな経営体制の下、更なる成長を目指しています。今回のオンライン研修は、その成長戦略における重要な一歩と言えるでしょう。

笹井英孝CEOの経歴



新社長の笹井英孝氏は、東京大学法学部卒業後、国内大手銀行や外資系コンサルティングファームを経て、医療機器メーカーの社長などを歴任。幅広い経験と実績を持つ経営者です。彼のリーダーシップの下、TSグループは、コロナ禍においても柔軟な対応力と成長力を示しました。

まとめ



TSグループのオンライン入社式と研修は、新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態の中、迅速かつ的確な対応、そして、新入社員への配慮が感じられる取り組みでした。この経験は、今後の企業の採用活動や人材育成において、重要な参考となるでしょう。そして、TSグループの更なる成長にも期待がかかります。

会社情報

会社名
株式会社トライト
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー17階
電話番号
03-5436-7670

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