エクサとソリューション・ラボ・ジャパン、デジタル変革における新たな挑戦
2023年、株式会社エクサとソリューション・ラボ・ジャパンが戦略的な提携を結び、モノづくり企業のデジタル変革を加速させる基幹デジタルプラットフォームの提供に乗り出しました。この2社は、各々が持つ専門知識や経験を結集し、全く新しいビジネスモデルを創出しようとしています。
1. 背景と意義
現代の製造業は、グローバルな競争が激化する中、迅速な意思決定と行動が求められています。特にデータ駆動型の経営が目指され、基幹システムの刷新が企業成長の重要な課題とされています。しかし、特に製造業においては、導入による「プロセスの標準化」が、自社の競争優位性を損ねる懸念があります。
エクサはこのような懸念に真正面から向き合い、基幹システムの導入を通じて「標準化」と「差別化」の両立を実現することを目指しています。これにより、企業は業務効率を向上させながらも、独自の価値を維持できる仕組みを提供していきます。
2. 戦略的提携の詳細
エクサのデジタル基盤の中核には、SAPが位置しています。顧客の多様なニーズに応えるため、単独での支援に依存せず、各専門のパートナーと手を組むことがこの取り組みの鍵です。ソリューション・ラボ・ジャパンとの提携は、その一環として、両者の強みを相互に補完し合いながら新たな価値を創出することを目指します。
ソリューション・ラボ・ジャパンは、製造現場における実行システムであるMESでの実績があり、一方でエクサはPLMやBOM/BOP、CPQなどの分野での知見が豊富です。これらをスマートに統合することで、標準機能と独自機能のバランスを取ったシステムを構築します。
3. 顧客への影響
このパートナーシップは、中堅モノづくり企業にとっての最適なソリューションを提供します。お客様はSAPによる標準化の利点を享受しつつ、MESやPLMなどを通じた現場の差別化を保つことが可能になります。両社は共創の精神のもと、顧客のチャレンジに対する真摯なサポートを続けていく方針です。
4. 発信と丁寧な対応
今後は、共同での情報発信やプロモーション活動を展開し、顧客が直面する課題への有益な情報を提供していく予定です。また、技術交流やノウハウのシェアを進めながら、サポート体制の強化にも注力し、お客様のDX推進をサポートしてまいります。
エクサとソリューション・ラボ・ジャパンは、その強力なパートナーシップを通じて、日本のモノづくり業界のさらなる成長と発展に寄与することを約束します。