メンタル不調者への対応を学ぶセミナーが開催
2025年2月26日(水)、HRプラス社会保険労務士法人の代表社員である佐藤広一氏による,「メンタル不調者をめぐる実務対応」と題したセミナーが行われます。近年、メンタル不調を抱える従業員が増加しており、その対処法をしっかり学ぶことは企業にとって不可欠です。
セミナーの目的と狙い
このセミナーでは、企業の人事担当者やマネジャーが知っておくべきメンタル不調者への実務対応について、法令の最新動向や各場面での実務ポイントを、分かりやすく解説します。具体的には、採用、休職、復職、退職・解雇など、多様なシチュエーションでの対応方法を学ぶことができます。
佐藤氏は、メンタルヘルスに関する法律や制度の基本を網羅的に理解させるため、メンタル不調者の現状や労災申請、病歴詐称への対応など、実務に直結する知識を提供します。
詳細な講義内容
1. メンタル不調者の現状について
最初に、メンタル不調者の現在の状況を把握します。ここでは、労災申請や認定の状況についても取り上げ、従業員のメンタルヘルスの重要性を再認識します。
2. 採用におけるメンタルヘルス
メンタル不調者の病歴詐称への対応など、メンタルヘルスを考慮した採用プロセスも重要なテーマです。試用期間中の休職規定適用の要否についても触れます。
3. 休職命令の適用
人事・労務の観点から、休職命令に関する基本的な概念や合理性、医師の受診命令の可否といった具体的な対応策について学ぶことができます。
4. 休職中の留意点
休職者に対しては、賃金の取り扱いや療養専念義務など、休職中の留意すべきポイントを詳細に解説します。
5. 復職の対応
復職時には、治癒の判断権者や診断書の確認事項といった重要な項目についても議論されます。
6. 再発についての取り扱い
復職後に再発する場合の対応方法や再休職命令についても考慮され、企業としての適切な対応を学びます。
7. 退職・解雇関連
メンタル不調者に対する退職や解雇の扱いについても詳細に説明されます。必要に応じた書類の整備や手続きについても触れます。
8. 労災認定の基準
業務災害の認定基準に基づいたメンタルヘルスの問題についても取り上げられ、企業としてのリスク管理が重要な観点であることを学びます。
9. 安全配慮義務
使用者の安全配慮義務についても理解を深め、ストレスチェック制度や医師による面接指導について確認します。
このセミナーは、メンタル不調者を抱える現場の支援に役立つ内容が盛りだくさんです。正確な情報や実務に役立つ知識を得る機会をお見逃しなく。
参加申し込みと受講方法
参加方法は、会場受講とライブ配信の選択が可能です。東京都港区にあるSSKセミナールームでの受講は、定員がありますので、早めの申し込みをお勧めします。アーカイブ配信も用意されており、受講後も何度でも見返すことができます。
まとめ
心身の健康が企業の生産性に直結する現代において、このセミナーは非常に価値のある知識を提供します。人事パーソンやマネジャーの皆さん、ぜひ参加をご検討ください。