札幌の新水族館で特別企画展『恐竜と海の物語展』がスタート
札幌の中心地に位置する都市型水族館『AOAO SAPPORO』が、2025年10月9日から特別企画展『恐竜と海の物語展』を開催します。この展覧会は、太古から現代にかけての生命の歴史を探求することをテーマにしており、名高い写真家・石川直樹氏をナビゲーターに迎えています。展覧会では、恐竜やクジラの化石を通じて、地球の成り立ちや生命の多様性について学ぶことができます。
特別企画展の概要
『恐竜と海の物語展』は、4つの主要な展示から構成されています。まず第一に、AOAO SAPPOROとむかわ町・穂別博物館のコラボによる『ザ・パーフェクト恐竜2025』です。ここでは、日本の恐竜化石の中でも特に注目を集めている「カムイサウルス」の全身復元骨格が展示され、2023年から再登場します。これにより、訪れる人々はその壮大さを直接目の当たりにすることができます。
第二の展示は、AOAO SAPPOROと札幌市博物館活動センターによる『ザ・サッポロクジラ』です。こちらでは、札幌で新種として命名された「サッポロクジラ」の背骨の化石が公開され、学術的価値が高い資料を入手する機会となります。
新たな学びの場としての水族館
第三の展示『ザ・プレートテクトニクス』は、石川直樹氏が監修し、地球の地殻変動について学ぶための楽しいイラストや資料が展示されます。ヒマラヤがかつて海だったことを理解するための新たな視点を提供することで、来場者の学びを深めます。
最後に、展示『ザ・ペンギンストーリー』では、2025年6月に誕生したキタイワトビペンギンの雛「シャリ」と「シベチャ」の成長記録を、スタッフが手がけたアルバム形式で公開します。
展示期間と訪問情報
『恐竜と海の物語展』の開催期間は2025年10月9日から2026年1月21日までで、どなたでも自由に訪れることができます。この期間中、特別な体験やイベントも計画されており、家族連れや教育目的の方々にとっても貴重な機会となるでしょう。
また、AOAO SAPPOROの年間パスポート「すいぞくかんクラブ」への加入もお勧めです。年間を通して多くの特典があり、イベントへの優先参加や割引などが受けられます。
施設の基本情報
AOAO SAPPOROは2023年にオープンし、札幌市中央区南2条西3丁目20番地に位置しています。アクセスは、市営地下鉄の大通駅から徒歩3分ほどの距離で非常に便利です。水族館は年中無休で、営業時間は10時から22時までと、来場者にとって訪れやすい環境が整っています。
この秋、札幌で行われる特別企画展を機会に、数億年の歴史を持つ恐竜や海の仲間たちと触れ合い、一味違った学びの体験をしてみてはいかがでしょうか。