茅野市の新交通「のらざあ」
2022-09-16 07:00:01
茅野市が新たに導入したAI乗合オンデマンド交通「のらざあ」の全貌とは
茅野市の革新的な取り組み
長野県茅野市では、公共交通の利便性を向上させるため、AIを活用した乗合オンデマンド交通「のらざあ」が本格運行を開始しました。この新しい取り組みは、地域住民の移動手段を確保し、地域の活性化を図ることを目的としています。
「のらざあ」とは?
「のらざあ」は、Viaが提供するトランジットテックプラットフォームを利用したAIオンデマンド交通サービスです。利用者は専用アプリやコールセンターで簡単に乗車予約ができ、近くの「仮想バス停」に誘導されます。物理的なバス停も配置されており、利便性が高まっています。
地域の交通目標を支援
茅野市は、このサービスを通じて5つの公共交通目標を掲げています。まず、地域住民、特に運転が難しい高齢者や学生の移動手段を確保し、交通事故の懸念を軽減することです。また、外出機会の増加による「まちのにぎわい」の創出や、観光客やビジネスの訪問者の利便性向上も図っています。
さらに、コロナ禍の影響でのタクシー運転手不足に対処し、環境に優しい持続可能な交通手段を提供することも目的としています。高校生の送迎によって朝夕の渋滞を緩和することも期待されています。
Viaが支える「のらざあ」
Via Japanの事業開発担当、加藤忍氏は、「茅野市と提携して『のらざあ』を実現できることを誇りに思います。実証運行中に公共交通のニーズを満たす結果が得られたことは、地域に根付くことを確信させています」とコメントしています。このように、Viaは日本国内で持続的な交通課題解決に取り組んでいます。
利用方法と運行時間
「のらざあ」は、月曜日から日曜日までの午前8時から午後7時まで利用可能です。ユーザーは1週間前から1時間前まで乗車予約が可能で、独自のAIアルゴリズムが、同方向の複数の乗客を効率よく一台の車両に載せてルートを最適化します。この仕組みにより、交通渋滞も軽減され、利用者に便利な体験が提供されます。
まとめ
茅野市の新しい交通手段「のらざあ」は、地域の課題を解決し、持続可能な未来を築くための重要な一歩です。Viaの先進技術を駆使し、地域の住民に愛される公共交通サービスとしての定着が期待されています。今後、他の地域でもこのような取り組みが広がることに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
Via Mobility Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門1丁目17番1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
- 電話番号
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080-3395-2764