OUI Inc.と第一生命の業務提携について
慶應義塾大学医学部から生まれたベンチャー企業OUI Inc.(ウイインク)が、この度第一生命保険株式会社と手を組み、企業の健康を支えるための新たな取り組みを始めました。この業務提携は2026年4月1日からスタートし、従業員の健康管理による生産性の向上を目指しています。
業務提携の背景と意義
近年、企業で注目されている「プレゼンティーイズム」という概念。これは、従業員が体調不良の状態のまま仕事を続けることを指し、その結果、業務パフォーマンスが低下することが問題とされています。多くの企業はこの課題に直面し、健康経営を推進する必要性が高まっています。しかし、実際には自己の健康状態を把握できていなかったり、具体的な施策を立てられない企業も少なくありません。
OUI Inc.と第一生命の提携によって提供される「プレゼンティーイズム対策パッケージ」は、従業員の眼の健康に特化した企業訪問型眼科検診「Mobile Eye Scan」を全国の企業へ展開します。これにより、眼の健康状態を正確に把握し、適切な治療を促進するサポートを行います。
提供するプログラムの内容
提携により、第一生命の営業ネットワークを活用してOUI Inc.の「Mobile Eye Scan」を全国各地の多様な企業へ届けることが可能となります。このサービスでは、眼科医や視能訓練士が職場に直接訪問し、ビジネスパーソンに簡易的な眼科検診を行います。OUI Inc.が開発したポータブルな眼科検査機器「Smart Eye Camera(SEC)」を使用し、短時間で眼の健康状態をチェック。検査を通じてのフィードバックにより、社員の眼の健康に対する意識を高め、適切な医療へと導く取り組みです。
昨今の働き方では、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用が常態化し、目の疲れや視力低下が問題視されています。「Mobile Eye Scan」では、眼の不調を抱える従業員が気軽に健康診断を受けられる環境を提供することで、業務の効率化と生産性の向上を支援します。さらに、眼科医によるセミナーも行い、眼の健康重要性への意識を促進します。
眼の健康と企業生産性の関係
職場における眼の健康は、プレゼンティーイズムの解消に直結しています。眼精疲労やドライアイ、ピント調整の問題が生じると、集中力や判断力が低下し、生産性にも影響を及ぼします。視力が衰えることで作業が難しくなるだけでなく、エラーやミスも増加する傾向があります。このような状況が続くと、全身のコンディションも低下し、さらなる生産性の損失を引き起こすこともあるのです。正しい眼科検診によって、照明環境の改善や休憩の促進など、適切な対策を施すことで健康状態の改善が期待できます。
OUI Inc.はこれまでに約20社、1500名以上のビジネスパーソンに対して「Mobile Eye Scan」を提供しており、その中で約90%が眼に何らかの違和感を持っていることが明らかとなっています。一方で、定期的な眼科受診を行っているのは約10%に過ぎず、つまり多くの人が健康への危機感を持ちながらも受診を先延ばしにしている現実があります。今回の提携を通じて、より多くの企業が眼科検査を受け、従業員の健康管理に貢献できる機会が広がります。
OUI Inc.の概要
OUI Inc.は、2016年7月に設立された企業で、医療機器の開発やコンサルティング業務を行っています。同社の開発した「Smart Eye Camera」は、医療が行き届きにくい地域でも利用可能な眼科診断機器であり、社会問題となっている白内障による失明を防ぐ手助けをしています。その理念は、“医療を成長させる”というもので、今後も多くのビジネスパーソンに貢献していくことでしょう。詳細については、OUI Inc.の公式サイトをご覧ください。
【会社名】OUI Inc.
【設立】2016年7月15日
【所在地】東京都港区南青山2-2-8 DFビルディング510
【ウェブサイト】
公式サイト
今後のOUI Inc.と第一生命の提携により、より健康的な企業文化の形成が期待されます。