市民参加の重要性を見直す集会開催
5月13日、衆議院第二議員会館にて「政策決定プロセスに幅広い市民参加を」というテーマで院内集会が行われます。このイベントは、FoE Japanをはじめとする多くの市民社会ネットワークが連携し、政策決定における市民の参加を促進するための重要な機会となります。
背景の説明
最近、政府はパブリックコメントの「大量投稿」が話題になり、意見募集方法の見直しを進めています。4月からは、受付番号の乱数化などの対策が取られましたが、実際には政策決定がほぼパブコメのみに依存している現状が問題視されています。特に、政策案が最終段階に入った後の意見募集では、市民の声が反映される可能性はほとんど皆無に等しいのです。
このような状況を受けて、市民参加のプロセスが未成熟であることを再認識しなければなりません。集会には、環境政策において市民参加の重要性を訴える大久保規子さんがオーフス条約を紹介します。オーフス条約は、環境問題における市民の参加と権利を保障する国際的な法整備であり、日本においてもその考え方を導入するべきだと強調されています。
参加者の声
集会では、若者の参加を重視する川﨑彩子さんや、開発支援の視点を紹介する若林秀樹さん、環境団体から伊与田昌慶さんがコメントを寄せます。それぞれの立場から、市民が政策決定に参加することの重要性とその方法について熱い議論が交わされる予定です。特に、若い世代の参加が今後の政策形成にどのように影響を与えるかが注目されます。
日時・場所・参加方法
この集会は、2025年5月13日(火)13:30から15:00まで、衆議院第二議員会館の第7会議室で開催されます。参加を希望する方は、オンラインまたは会場にお越しください。オンライン参加希望者は、以下のリンクから事前登録が可能です。
オンライン参加登録
主催・協力団体
このイベントは、オーフスネット、グリーン連合、原子力市民委員会など、多彩な団体の共催により実現します。協力団体として、アムネスティ・インターナショナル日本、気候ネットワーク、グリーンピース・ジャパン等も名を連ねており、参加者は多様な視点に触れながら議論を深めます。
市民参加のあり方について再考するこの貴重な機会に、多くの方々の参加をお待ちしています。政策決定における市民の声の重要性を共に考えていきましょう。