八千代エンジニヤリングとGLIN、業務提携締結
八千代エンジニヤリング株式会社とGLIN Impact Capital合同会社は、社会的インパクトの評価や開示を目指し、業務提携に向けた覚書(MOU)を締結しました。この提携により、各社の専門知識を活かし、社会における課題解決に向けた具体的なアプローチを進めることを目指しています。
提携の背景
日本におけるインパクト投資は急成長を遂げており、2023年6月末時点では、前年同時期に比べ197%増の約11兆5,414億円に達したとされています。これは、一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)の調査結果によるものです。特に注目すべきは、2024年11月に厚生労働省が発表する見込みがある新しい法令が影響を及ぼし、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がインパクト投資を資金として利用可能になるという点です。
このような環境の中で、企業が社会的インパクトを適切に評価し、可視化することが求められています。単なる資金の流れだけではなく、投資の効果を検証するためには、企業間での協力が不可欠です。八千代エンジニヤリングとGLINはその重要性を認識し、長期的な連携を模索しています。
提携の概要と今後の展望
八千代エンジニヤリングは、60年以上にわたり総合建設コンサルタントとして環境評価や官公庁への支援を行い、多くの実績を築いてきました。一方、GLINは国内で第1世代のインパクト投資ファンドを立ち上げ、幅広いネットワークとパートナーシップを活かしてきました。両者が連携することで、「インパクトマネジメント」の領域において、より大きな社会的価値を創出できると期待されています。
この提携は、インパクト評価、投資プロセスの透明化、社会的インパクトの定量化など、多角的なアプローチを可能にします。進行中の取り組みの一環として、両社は新たなビジョンを実現するための具体的な戦略を展開する予定です。
会社概要
GLIN Impact Capital
GLIN Impact Capitalは、2020年に設立された企業で、使命は「経済成長と共に自律的に社会課題が解決される社会の実現」です。インパクト/ESG投資の発展を基盤に、社会的なインパクトを伴ったリターンの実現を目指した活動を行っています。営業の主軸としては、出資先の成長促進や新しい金融モデルの構築に取り組んでいます。
同社は、金融と企業経営の新たなあり方を提案し、よりサステナブルな社会を築くためにその実績を積み上げています。これからの進展に大いに期待が寄せられます。
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両社の協力が、社会における新しい価値の創出につながることを期待しています。