IntraPhotonの新たな挑戦
株式会社IntraPhoton(滋賀県草津市)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が推進する「D-Global SU直接支援」に認定され、2026年4月1日から活動を開始する運びとなりました。この支援プログラムは、大学発のスタートアップが持つ技術の社会実装を加速することを目的としています。
次世代マイクロLED技術の実現に向けて
IntraPhotonは、立命館大学の研究成果を基に設立された企業で、特にGaN:Eu(ユウロピウム添加GaN)を用いた革新的な赤色LED技術に注力しています。この技術は、次世代のマイクロLEDの実用化を目指しており、近年の多様な需要に対応するための重要な要素です。D-Globalの支援を受けることで、これらの研究開発をより一層加速させることができます。
D-Global支援の意義
「D-Global」は、大学の技術シーズを基に、社会的および産業的な影響を持つスタートアップの創出と国際展開を支援します。最大5億円の資金援助が行われるこのプログラムは、立命館大学の「革新的マイクロLEDディスプレイ実現に向けた希土類添加GaN LEDの事業化」プロジェクトと連携して進行されます。この連携により、IntraPhotonは立命館大学の研究成果を社会に実装する役割を担います。
SU直接支援の内容
SU直接支援は、スタートアップの研究開発課題に対し、シード期の支援を円滑に進めるための制度です。D-Globalでは、研究開発課題に対して最大1億円の増額が認められています。IntraPhotonはこの枠組みの中で、立命館大学との連携を強化し、マイクロLED技術の研究開発を一体的に進めていきます。
研究開発の体制
IntraPhotonの研究開発は、立命館大学びわこ・くさつキャンパス内で行われています。グラスルーツイノベーションセンターにオフィスを構え、イントラフォトニクスリサーチセンターで共同研究を進めることで、迅速な技術連携を実現しています。このような体制が、技術課題への早急な対応と研究者間の密接な協力を促進しているのです。
立命館大学の期待
立命館大学は、IntraPhotonがSU直接支援に認められたことを喜ぶとのコメントを発表しました。大学発スタートアップとしてのこの取り組みが、イノベーションのモデルとなることを期待しています。
IntraPhoton代表取締役のコメント
代表取締役の本蔵俊彦氏は、「このたびの支援は事業化を加速する重要なマイルストーン」とし、AR/VR向けのモノリシックフルカラーマイクロLEDの実現に向けての挑戦を語りました。基礎研究を基に迅速な開発と社会実装を実現し、国内外のパートナーとの連携を強化することを約束しています。
会社概要
このような支援を背景に、IntraPhotonは今後、グローバルな研究開発・事業化体制を一層強化していくことを目指しています。